ソフトバンク傘下のヤフーが、ゾゾタウンを展開するZOZOの買収を9月12日に発表。10月1日に、商号を「Zホールディングス株式会社」に変更する。
発表によると、10月上旬にTOB(株式公開買い付け)を実施し、30.37%を持つ筆頭株主であり創業者の前澤友作氏が保有株の大半を売却。ヤフーは最終的にZOZOの株式を50.1%保有し同社を子会化する、それに伴い、9月12日付けで前澤氏はZOZO社長を退任した。
前澤氏の手腕やプライベートでの言動が話題を集めていた一方で、本業ではゾゾスーツやプライベートブランド(PB)事業が振るわず、PB事業における通期の業績が125億円の赤字となったことが発表された矢先だった。
今回の大手ポータルサイトによる国内最大ファッションECサイトの買収が、どのような影響を与えるのか、ファッション業界はもちろん、アマゾンや楽天を含めた国内外のEC業界にとっても大きな注目が高まりそうだ。