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本島初進出「星のや沖縄」が開業。沖縄の贅沢を集めた海岸沿いに建つラグジュアリー施設が誕生



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星野リゾートが、星のやブランドとしては8軒目となる「星のや沖縄」を沖縄・読谷村に7月1日開業した。沖縄では八重山諸島・竹富島の「星のや竹富島」に続く2軒目で、本島初進出となる。

コンセプトは「グスクの居館」。敷地は美しい海岸線に沿うように広がり、沖縄の史跡であるグスクからインスピレーションを得て作られた「グスクウォール」に囲まれている。施設の中には全室オーシャンフロントの客室のほか、一年中楽しめる海に開かれたプール、アクティビティの拠点となる道場など、多様なパブリックエリアが点在。沖縄の贅沢を集めた空間の中で、海を眺めて暮らすように滞在出来るのが魅力だ。

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ロケーションは、美しい海岸と沖縄らしい植生に恵まれているのが特徴。かつて信仰の対象でもあった自然は、グスクにとって大切な存在であったことから選ばれた。客室の前には自然のままの海岸線、施設内には景色に馴染むようにデザインされた畑と庭、一年中楽しめる海に開かれたプールなど、自然を感じられる場所が随所に散りばめられている。季節や時間帯で変化する沖縄の自然と、穏やかな時の流れを体感出来る。

海に向かって開かれたプールでは、場所や時間帯によって様々な過ごし方が楽しめる。深さ10センチメートルの浅瀬エリアには、水中に椅子が点在しており、服を着たまま気軽に腰掛けてくつろぐことが出来る。崖の上から海へ向かって突き出すようにつくられたエリアは、深さ140センチメートル、全長40メートルの広さがあるインフィニティプールとなっており、海や空と一体になる感覚を味わえる。さらに海に近いエリアには水中に腰掛けられる段差があり、夕暮れ時には正面に沈むサンセットを眺める特等席となる。プールの温度は最高40度まで加温が可能なので、季節を問わず楽しめる。

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施設を囲うグスクウォールはグスクからインスピレーションを得て、造られた高さ4.5メートルの壁だ。空が抜けて見えるように小さな穴を開けて読谷村の伝統的な織物「読谷山花織(よみたんざんはなおり)」の模様が描かれている。海岸線と対になるようにエリア全体を包みこむ壁は、日常から離れた独自の世界観を醸成している。かつてグスクの石壁には人々の暮らしを守る役割があったことから、同施設では、豊かな滞在を守るシンボルと位置づけ、造られた。

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グスクウォールと客室の間には、アセロラ、シークワーサー、グアバなどの果樹や、沖縄で馴染みのある草花が育つ畑と庭が広がる。人々の暮らしを支える畑を景色に馴染むようデザインし、洗練された雰囲気に仕上がっている。

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客室は、美しい海岸をロケーションに海を眺めながら快適に暮らせるよう設計。かつてグスクの中は人々が生活を営む場所であり、有力者が存在する時代には、匠の美しい工芸品が集まる場所でもあったことから、客室内にも現代に伝わる工芸品を、暮らしに馴染むよう随所に取り入れている。全100客室全てがオーシャンフロントとなっており、大きな窓から心地よい海風が抜け、部屋のどこにいても海を感じられるのが特徴だ。2階建ての低層建築は、近い距離で海を眺められるようにと、こだわった。客室の前に広がる海岸は、現在は沖縄でも珍しい自然海岸で、イノーと呼ばれるサンゴ礁が広がる海は、多種多様な魚のすみかとなっている。そのため、この自然海岸を守り、美しい岩場や自生する海岸植物をそのままに活かした設計になった。

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各客室内には、大きなテーブルのある「土間ダイニング」を設計。食事や、会話をしながら、同施設での暮らしを楽しむ拠点となる場所であって欲しいという思いから生まれた。大きな冷蔵庫やオーブンレンジなどの調理家電も備わっているため、客室で出来立ての料理を、海を感じながら味わうことが出来る。

ベッドルームの壁紙には、琉球紅型(びんがた)が描かれている。デザインは、山羊や月桃といった沖縄で馴染みのある動植物をモチーフに、読谷村に伝わる伝説や昔ながらの風習をストーリーとして加えたオリジナルのものとなっている。1日の終わりに、沖縄で過ごした時間を振り返り、楽しく会話をしてもらえたらという職人の思いが込められている。客室タイプにより、異なるデザインの紅型を楽しめるのが魅力で、壁紙の他にも、客室には読谷村で古くから受け継がれている織物の読谷山花織を使ったコースターや、やきもののやちむんなど、さまざまな工芸品を取り入れており、実際に手に取って使うことで、その美しさを体感出来るようになっている。

客室タイプは、大きな正方形の机を囲むようにソファを並べた、掘りごたつ式の「床座リビング」が特徴長期滞在に最適なフゥシ(星) (4名・93~94平米)、海に向かって突き出た「テラスリビング」を備えた客室が特徴のハル(畑)(4名・88~94平米)、海に臨む土間ダイニングとテラスリビングを備えた2名定員の客室、ティン(天)(2名・64平米)の3タイプから構成。

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かつてグスク内の集落や館では、さまざまな行事や自然を楽しむ遊びが行われていたこともあり、同施設では、それらを滞在中に体感出来るよう、季節や時間に合わせた様々なアクティビティを用意。琉球競馬からインスピレーションを得た客室前の海岸線を馬と歩くアクティビティ「朝凪よんな一乗馬」(4,000円)の他、沖縄の伝統茶として継承されるぶくぶく茶の歴史を楽しめる「海辺のひととき」(無料)を体験出来る。

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隣接する土地には、入り江に沿うような崖の上に立つ「星野リゾート バンタカフェ」がオープン。自然の地形から生まれた非日常空間が広がる、国内最大級の海カフェだ。少し高さのある崖の上からは、どこまでも広がる水平線を一望でき、崖の下に降りればすぐに波が足元に迫る臨場感を楽しめるのが特徴で、朝食からサンセットタイムのアペリティフまで、幅広く利用が可能。

同施設から徒歩10分、車で2分の位置にある、美しい白浜が魅力の「ニライビーチ」は、沖縄の特徴的な遠浅で遊泳が可能な海だ。無料の送迎の他、パラソルやチェアの貸し出しも行っており、気軽に美しい海を堪能することが出来る。

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食事は、沖縄の食文化をもとに、現代に合わせた新たな食の楽しみを提案。全33種の豊富なバリエーションから選べる料理は、シェフが下準備を済ませた状態で客室へ届けらるのが特徴。客室の土間ダイニングに備わる調理家電を使って仕上げることも出来、時間を気にせず、好きなタイミングで気ままに味わえるのが魅力となっている。

また、新型コロナウィルスによる感染症予防対策の一環とし、チェックイン時の検温、海外渡航歴の確認、客室でのチェックイン、除菌、換気の実施、スタッフのマスク着用、ダイニングでの朝食を予約制にするなど、対策を講じていく。

星のや沖縄
所在地 :〒904-0327 沖縄県中頭郡読谷村字儀間 474
電話 :0570-073-066(星のや総合予約)
客室数 :100 室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1 泊 109,000 円~(1 室あたり、税・サービス料別、食事別)
アクセス :那覇空港から車で約 1 時間(空港リムジンバスあり)
開業日 :2020年7月1日

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