リー・ジャパンから2年ぶり待望の新商品となる、リー アーカイブス(Lee ARCHIVES)「WWⅡ大戦モデル」が登場。1月7日より、発売が開始した。
Lee「アーカイブス」とは、伝説的なプロダクトたちを現代に蘇らせるプロジェクトとしてローンチ。アメリカ・カンザス州で雑貨の卸売業を営んでいた創業者、ヘンリー・デヴィッド・リーが1911年に自社工場でワークウェア事業を始めて以来、100年以上もの歴史の中で輩出したマスターピースの多くは現在、ヴィンテージウェアとしてコレクションと研究の対象であり、貴重な歴史的遺産となっている。同プロジェクトでは、それらのコレクションを忠実に復刻し、オリジナルと遜色無い折り紙つきのクオリティで再現している。
今回発売される同モデルは、1942年第2次世界大戦当時の歴史背景を、色濃く反映。当時、アメリカのW.P.B(戦時製品監督局)は、物資統制により衣料品に用いる素材や金属などの部材簡素化を国内企業に命じていた事から、ジーンズもさまざまな仕様の“簡略化”が義務づけられていた。軍衣料に採用されたものを汎用品として月桂樹が刻印されたボタンや無地のドーナツ型ボタンといった廉価な既製パーツ、通常よりボタンの数が少ないボタンフライフロント、バックポケットのステッチの省略など、この時期だけに見られる特異なディテールが大戦モデルの大きな特徴となっており、今回はジャケットとパンツがラインナップする。
1930年代に誕生したカウボーイ ジャケット(COWBOY JACKET)は、第2次世界大戦禍、物資統制によりさまざまなディテールの変更を余儀なくされた事を受け、誕生。ボタンはCカウボーイ刻印から汎用月桂樹ボタンに変更し、ワークウェアを誇示するトリプルステッチはダブルステッチに。胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため、丸みのある形状に、そしてバックルバックを廃止し、リベットとプリーツのみに省略。同ブランドの定番は左綾であるが、同アイテムは1944年まで採用された右綾仕様となっている。(30,000円)
カウボーイ パンツ(COWBOY PANTS)は、当時の物資統制に伴い、軍用にジッパーが大量に必要となり、ジッパータイプの101-Zが生産休止、ボタンフライのみとなった事を受け、誕生。トップボタンに汎用月桂樹ボタン、フライボタンは無刻印に。そしてコインポケットのリベット、バックポケットのステッチ及び補強布が省略された。本来、前ポケット・股部に使用されていた銅や真鍮のリベットに代わって、鉄製無着色の同ブランド刻印が入った通称“UFOリベット”に変更している。(20,000円)
※価格はいずれも税別
なおアイテムは、公式オンラインショップを始め、直営店にて発売中。
問い合わせ先 / リー・ジャパン株式会社 0120-026-101