資生堂が、全国の医療従事者の方々に敬意と感謝の意を伝えることを目的に開始した「資生堂 ハンド イン ハンド プロジェクト(Hand in Hand Project)」を2月1日に開始。女優・石田ゆり子がナレーションを務めるメッセージ動画を、2月10日より公開した。
同プロジェクトは、人々と共に感染予防に取り組むことで、医療従事者の力になることを目的に発足。プロジェクト名には、医療従事者だけでなく一人ひとりの生活者も心を一つにして協力しあい、一日も早く気兼ねなく手を取り合える日がくることを願う気持ちが込められている。
石田ゆり子がナレーションを務める動画、資生堂 ハンド イン ハンド プロジェクト「#手守り習慣で手助けを」篇は、「自分の手を守ることが、医療現場の手助けにつながる。」という同プロジェクトのメッセージを映像にまとめたもの。2月21日より地上波でも、全国にてTVCM放映される予定だ。
公開にあたり石田ゆり子は、「自分の手を守ることが医療現場の手助けにつながる。そう聞いて、ほんの少しだけ心に陽が差したような気持ちになりました。手洗い、消毒、ハンドケア。毎日、自分の手と向き合いながら、医療従事者の皆さんに深く感謝したいと思います。手守り習慣が未来を切り開く。すてきなプロジェクトにナレーションとして参加できることをとても光栄に思っています。」とコメントする。
併せて、同社が実施した生活者の感染予防意識に関する調査結果を発表。結果では、7割の人が「手洗いや手指の消毒によって、手の乾燥や手荒れが気になる」と答え、そのうち4割以上の人が「手の乾燥や手荒れが気になり、手洗いや手指の消毒を躊躇した経験がある」と回答するなど、手の乾燥や手荒れが感染予防に影響を与えている実態がうかがえる内容だった。これを受け動画の中では、感染予防を続けるために、「正しい手洗いや手指の消毒による感染予防」と「手洗いや消毒による手荒れを防ぐハンドケア」を実施する手守り習慣を呼びかけるメッセージを発信した。
また、同調査では9割の人が「医療従事者の方々に感謝をしている」一方で、「感謝を行動に移せている」と回答する人は1割にとどまっていることも判明。まずは同動画を通じ、「一人ひとりが気を付けて、感染予防を続けることが医療現場の手助けにつながること、すなわち感謝を行動に移す一つになる」ということに気づいてもらいたいという同社の思いから、SNSを通じた医療現場への寄付活動も実施。同プロジェクトのメッセージに賛同し、SNSで動画をシェアまたは「いいね」をすると、1アクションあたり10円を同社から医療現場のサポートのために寄付する仕組みだ。この他にも4月30日までの期間中、同社が販売するハンドソープ・消毒液・ハンドクリームなど全21商品の利益を、医療現場のサポートのために寄付する活動も行うなど、医療現場を手助けする支援の輪を広げていくための様々な取り組みを実施していく予定だ。