洋食器メーカーのニッコーが、ジェネラルストア「ロスト アンド ファウンド(LOST AND FOUND)」 (=忘れ物保管所 )のECサイトを、5月13日にオープンした。年内にリアルショップとショールームの複合型店舗をオープンする予定。
「忘れられてしまった大切なものが見つかる場所」 をコンセプトにする同ジェネラルストアは、1908年の創業以来、丁寧にものづくりを続ける同メーカーが次の100年への一歩を踏み出す一大プロジェクトとして始動したものだ。ホテルやレストラン、百貨店を中心にプロユースクオリティの洋食器を作り続ける品質に誇りを持つ同メーカーがパートナーに迎えるのは、“場” づくりの専門家集団として日本中のライフスタイルに大きな影響を与えてきた、トランジットジェネラルオフィス。両社がタッグを組むことで、暮らしに寄り添うジェネラルストアが誕生する。
同ストアでは、長く愛用できる日用品の数々を扱い、確かな技術に基づいて長い間作り続けられてきたのに、世の中に溢れた多くのものに紛れてしまったり、今も通用するのに時代の流れに埋もれてしまった良いものが見つかる場所を提案。また、実用性と美しさを兼ね備えたものを選び、使う時に心地よく感じる素材、人と自然環境を大事に考えている生産背景、そして価格に至るまで、本当に納得できるものをセレクトすることにこだわった。
セレクターにラウンダバウト(Roundabout)、アウトバウンド(OUTBOUND)のオーナーバイヤー小林和人氏を迎え、キッチン雑貨やテーブルウェア、バスグッズ、ガーデングッズなど幅広いラインナップのアイテムを世界中から厳選。デザインと実用性を融合したデザインケトル(7,040円)や、北欧で手仕事で作られたカッティングボード(3,080円)、携帯用ポケットコーム(2,200円)、ワインラック(13,200円)、スウェーデンブランドの掃除用具(19,800円)やサステナブル素材のバッグ(5,280円)など、ユニークで美しい日用品が、オープン時には約100種類ラインナップする。
同ECストアオープンと共に、新コレクション「リマスタード(REMASTERED)」がローンチ。多くのトップシェフたちに愛されてきた同メーカーの人気ライン、純白で美しく、丈夫な洋食器「ニッコー ファイン ボーン チャイナ(NIKKO FINE BONE CHINA)」の中から、現代の暮らしをより豊かに導いてくれるものを選び抜き、再編集(=REMASTERED)したコレクションとなる。 ミニマムなデザインの中には、積み重ねてきた知恵と技術、時が経っても色褪せないこだわりを細部にまで感じられるのが魅力だ。
取り扱うのは、ラウンドプレート(2,090円)、オーバルプレート(2,860円)、スタッキングボール(2,200円)、スープボール、スプーン、タンブラーなど。商品セレクトを行うのは、アートディレクターの平林奈緒美氏。同氏が手がけたニッコーの伝統的なシンボルマーク“ダブルフェニックス”を蘇らせた新ロゴデザインにも注目だ。 ※価格は全て税込