東急不動産と東急リゾーツ&ステイが、京都市内で開発中のリゾートホテル「ロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツ(ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts)」を9月16日に開業する。宿泊予約は現在受付中。
京都の市街地からほど近く、自然豊かな洛北の地に誕生する同ホテルは、ヒルトングループ初の京都でのホテルであり、ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ」としてアジア太平洋地域での初進出となる。ホテルが位置する鷹峯エリアは、400年以上前に本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が芸術村を築き上げ、才能ある芸術家を世に輩出してきた琳派(りんぱ)発祥の地として知られる。その歴史や背景、また豊かな自然に囲まれた環境から、「Dive into Kyoto(ダイブイン京都)」をコンセプトに、リゾートでの滞在を通して知る人ぞ知る京都の魅力を発信していく。
インテリアデザインを手がけるのは、アジアを拠点とし世界有数のリゾート地でラグジュアリーホテルの実績を数多く持つインテリアデザイナー、ブリンクデザイングループ(BLINK Design Group)。本阿弥光悦の芸術村から着想を得た「アーティストレジデンス(Artist Residence)」をテーマに、客室は「唐紙」、アライバルエリアは「漆」、レストランは「竹」、スパは「陶器」など各エリアでそれぞれ異なったエッセンスやアート作品を配置した。
全114室の客室は、デラックスからスイートまで5タイプを用意。各客室は平均50平方メートル以上と広々とした空間で、客室までの廊下や壁紙には唐紙文様が用いられ、日本の素材が持つ魅力と職人技の巧妙さをシンプルに表現した。前面に広がる大きな窓からは鷹峯三山「鷹ヶ峰(たかがみね)」「鷲ヶ峰 (わしがみね)」「天ヶ峰(てんがみね)」の雄大な景色が望めるのが魅力。リゾート内では、屋外サーマルプールや レストランのテラス席など、オープンエアで大自然の空気を肌で感じながら、ゆったりと流れる贅沢な時間を過ごすことが出来る。
レストラン「テンジン(TENJIN)」では、「自然・芸術・料理」をモチーフに、本阿弥光悦の琳派から着想を得て、型にはまらない美しさを追求したフレンチを提供。五感を刺激する唯一無二のダイニングエクスペリエンスとして、「シェフズ テーブル」「オールデイダイニング」「バー」と3つのシーンを展開。食事スタイルや用途によって選べるのが嬉しい。テラスに面した“Engawa”やテラス席のすぐ下には天神川が流れ、川のせせらぎを聴きながらの非日常を感じることが出来るのが魅力だ。
ディナータイムのみオープンする「シェフズテーブル」では、シェフたちが調理や盛り付けなどを目の前で行い、限定コースを楽しむことが出来る。季節の味覚や地元野菜にこだわった「オールデイダイニング」では、ブレックファーストからランチ、ディナーまでフレンチをベースとしたコースまたはアラカルト料理を用意。店内のインテリアは「竹」をテーマにアートワークが施された空間で、落ち着いた雰囲気のなかで料理を楽しむことが出来る。天気が良い日にはEngawaやテラス席での食事もおすすめだ。水盤に面した幻想的な空間の「バー」では、カフェタイムにはアフタヌーンティーセットを中心としたメニュー、夜は酒類や軽食を中心としたメニューを楽しめる。
ホテルの北側に位置する「ザ ロク スパ (THE ROKU SPA)」は、御土居と鷹峯三山に囲まれた、最もこの土地の空気を感じることができる空間。スパ内には、サーマルプール、フィットネス、トリートメントルームを備え、滞在中のボディメンテナンスをサポート。オリジナルのトリートメントやアクティビティプログラムなども用意し、心身ともにリフレッシュ出来るのが嬉しい。
オリジナルブレンドのお茶やドリンク類を好きな時間に楽しめる「ティーハウス(Tea House)」では、ティーセレモニーなどの各種イベントやアクティビティを開催予定。夕方には、時間限定で一部の滞在者を対象としたエクスクルーシブな空間を用意する。
「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」 施設概要
開業日: 2021年9月16日(木)予定
所在地: 京都府京都市北区衣笠鏡石町 44-1
延床面積: 約12,408m²
交通アクセス: JR東海道線「京都」駅から約30分、京都市営地下鉄「北大路」駅から車で約15分
客室数:114室
飲料施設: TENJIN(フレンチ)
スパ施設: THE ROKU SPA
総支配人: 西原 吉則
建築設計: 株式会社東急設計コンサルタント
インテリアデザイン: BLINK Design Group Pte Ltd
施工: 株式会社竹中工務店 京都支店
運営会社: 東急リゾーツ&ステイ株式会社