インザパーク福岡が、 “泊まれる公園”をコンセプトとした宿泊施設「イン・ザ・パーク(INN THE PARK)福岡」を、福岡市東区「海の中道海浜公園」に、3月15日開業する。
同施設は、公園一体型の宿泊施設であり、2017年開業の静岡・沼津に続くシリーズ2施設目となり、九州初上陸となる。ロケーションは、福岡市東区「海の中道海浜公園」にあり、東西に約6km、総敷地面積350ヘクタールの広大な敷地内に位置。「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」体験からなる滞在型レクリエーション拠点として、博多湾が一望できる「光と風の広場」に誕生する。
宿泊は、ライフスタイルに合った全4タイプ30棟の部屋を用意。同シリーズのシグネチャーとなる直径6メートルの「球体テント」は、開放感も抜群。その姿は、公園内に転がっているアートのようで、夜はライトアップして公園を彩る。3月〜11月にオープンする「グランピング」は、直径17メートルのタープの中にテントが2つあり、大人2人~8人までの宿泊に対応。それぞれの部屋ごとに暖炉のあるリビングや、アウトドアガストロノミーをテーマにした部屋食が楽しめるダイニングを併設する。カップルから、一人旅にも対応するサイズの「キャビン」は、海至近で壁一面の窓、視線の先に博多の夜景が一望出来るのが魅力。コンパクトなサイズながらも開放感溢れる空間となっている。全1棟2室の「スイートルーム」は、大人2~4人の利用が可能。少し離れた静かな場所にお風呂付でリラックス感たっぷり。海至近の開放感のある部屋で、食事は専用テラスでグランピングと同様のコース料理を楽しめる。
飲食は、地元福岡をはじめとした九州産の多様な食材や素材、その生産者に光を当てるレストランとバーベキュー場を開設。いずれも、昼と夜とで違ったコンセプト・使い方を提案する施設になっており、時間帯によって全く異なる楽しみ方が可能だ。昼は気軽な食堂 兼 コーヒースタンドのレストランは、同施設が考える理想の公園の食堂をコンセプトに、スパイスカレーやサンドイッチといった親しみやすいメニューを提供。テイクアウトも充実しており、公園内の好きな場所でランチボックスを楽しめる。また、東京・代々木のリトルナップコーヒースタンド(LittleNap COFFEE STAND)監修の本格的なコーヒーが楽しめるコーヒースタンドも併設。一方、夜は地元食材が充実したフレンチレストランとして、近隣の新鮮な魚介や、福岡の地の肉・野菜を中心にフランス料理をベースにしたコース料理を提供。公園の雰囲気を活かしカジュアルながら、特別なシーンにもぴったりな雰囲気が特徴だ。
バーベキュー場では、昼はシェフが一手間凝らした本格的なバーベキューを、手ぶらで楽しめる。宿泊者だけでなく、日帰りでのバーベキュー単体での利用も可能。一方、夜はミラーボール煌めくラウンジとして営業。シェイカーを振れるバースタンドも併設し、お酒を飲める空間としても楽しめる。
体験アクティビティとして、海辺のエリアには温浴施設を開設。また、音楽の街としても知られる福岡にふさわしく、様々な音楽コンテンツ・プログラムを充実させた。さらに、同「光と風の広場」エリア内に内に巨大アスレチックタワーやホーストレッキングが楽しめる厩舎などが整備されるほか、隣接するマリーナでのクルージング、公園内の動物園・水族館・プールなど充実したアクティビティを楽しめるようになっている。
その他、地元を中心としたアーティスト支援プログラムも展開。施設に何らかの作品を残すことを条件に無償で宿泊を提供する「アーティストインレジデンス」を実施する。アーティストへの練習場所提供なども予定しており、プロ・アマチュアを問わず、制作活動やライブステージとして活用が可能だ。
「イン・ザ・パーク 福岡」施設概要
所在地:福岡県福岡市東区西戸崎18-26 海の中道海浜公園「光と風の広場」内
アクセス:JR九州香椎線「海ノ中道」駅(公園内徒歩15分)
開業時期:2022年年3月15日予定
客室数:球体テント13棟・アグランピング12棟・シーサイドキャビン3棟・スイートルーム1棟(2室)
その他施設:レストラン/コーヒースタンド、バーベキュー場/ラウンジ、温浴施設
運営者:株式会社インザパーク福岡
建築主:三菱地所株式会社
基本設計者:株式会社オープン・エー
実施設計者:株式会社シミズ・ビルライフケア
クリエイティブディレクション:原野守弘(Mori Inc.)
音楽系コンテンツ制作:清川進也(EIGHTYEIGHT.)
グラフィック・webデザイン:木谷友亮(Kaibutsu)
撮影:阪野貴也