ムービング イン(Moving Inn)が手がける北海道・十勝の宿泊施設「ムービング イン トカチ キタノモリ(Moving Inn Tokachi 北の森)」が、4月28日にグランドオープンする。
同施設は、原生林に囲まれた2万坪の敷地に4区画のみの客室を備えた宿泊施設として誕生。贅沢で開放的なプライベート空間の中で、自然と共生する宿泊体験が楽しめるのが特徴。宿泊形態は、トレーラーハウスステイのグランドスイートと、キャンピングカーステイのネイチャースイートの2種を展開。全てのサイトにサウナトレーラーと薪式露天風呂を併設しており、運営を行うフレックス(FLEX)が、移動サウナ、移動型客室の企画開発を手がけた。
サイト内に設置されたトレーラーハウスを客室としたトレーラーハウスステイのグランドスイートは、内部にリビング、ベッド、キッチン、シャワー、トイレを完備。併設する薪サウナや露天風呂、ファイヤープレイスを自由に楽しめる。客室はそれぞれに趣向を凝らした2タイプを用意。「ナガメ(NAGAME)」は、和室タイプの客室トレーラーハウスを中心とした最上位サイト。トレーラーハウスの屋上には露天風呂を設置し、お湯に浸かりながら雄大な自然を堪能できるのが魅力。約500坪からなる広大なサイトには、ダイニングトレーラー、露天風呂、水風呂付きサウナトレーラー、眺望デッキを併設する。「六角屋」三浦史朗氏がデザイン監修したトレーラーハウスには、縁側、掘りごたつ、網代天井といった伝統的な日本の美意識をデザイン。併設する和室ダイニングトレーラーは、畳敷きの小上がりの中心に囲炉裏が付いたテーブルをレイアウトし、三方の窓からは四季折々の自然の景色が見渡せる。トレーラーハウスの屋上に備えた露天風呂の他、屋外スペースには薪式露天風呂を設置。滋賀の木桶職人、中川周士氏の手仕事による木桶浴槽は、700年以上にわたり受け継がれている伝統的な技法を用い、木本来の表情を色濃く残した「割れ肌仕上げ」で作られている。(143,748円~)
「アワセ(AWASE)」は、上記サイトに次ぐセカンドクラスのサイト。洋室タイプの客室を中心に、和と洋の要素を融合させたモダンな空間に仕上がった。トレーラーハウスには、2台のベッドと1台のソファベッドを備え、最大4名まで宿泊可能。このトレーラーハウスのほか、アウトドアキッチンデッキ、露天風呂、水風呂付きサウナトレーラーが併設する。薪式サウナヒーターを備えたサウナトレーラーでは、薪の投入によって最高110度までの温度調整が可能。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」も楽しめ、またトレーラー内には檜造りの水風呂も完備する。60平米以上の持つ広々としたアウトドアデッキは、客室トレーラーやサウナトレーラーに接続しており、ダイニングやサウナ後の外気浴スペースとしても利用可能。またデッキには長野の薪ストーブ専門工房「北澤アート」に特注した薪式オーブンを設置し、羽釜で炊くご飯や地元の食材によるグリルが楽しめる。(130,438円~)
宿泊者自身のキャンピングカーもしくはレンタカーをサイト内のデッキにコネクトした、車中泊によるキャンピングカーステイのネイチャースイートは、木立に囲まれた「KODACHI」と小川の畔にある「HOTORI」の2タイプを用意。デッキにはダイニングやキッチンを完備し、隣接するサニタリートレーラーやサウナトレーラー、露天風呂、囲炉裏つきのダイニングデッキなど、充実した設備を揃える。(レンタカー有 117,128円~/レンタカー無 89,177円~)※宿泊料金は全て2名・サービス料込みで、朝夕食事付
食事は北海道出身の料理人、森枝幹氏の監修による、地元十勝の食材を使った3種類のコースメニューが楽しめる。シェフがダイニングトレーラーの囲炉裏を使いながら料理を振る舞う「シェフズコース(※ナガメのみ)」、スタッフによる調理サポート付きの「セミセルフコース」、さらに宿泊者自身で調理が楽しめる「セルフコース」も用意する。
「Moving Inn Tokachi 北の森」施設概要
開業日:2023年4月28日
住所:北海道広尾郡大樹町光地園44番5
アクセス:帯広空港から車で約60分
敷地面積:約 66115㎡