1976年の創業から50年目を迎えたビームスは、3月3日をアニバーサリーイヤーの始動日に設定。スローガン「Ready, Happy, Go! 楽しいまま、世界へ。」を掲げ、3つの50周年記念事業「海外出店事業」「新レーベル事業」「人的資本活用事業」と、年間を通して実施する多彩なアニバーサリー施策を発表した。
ビームスが発表した3つの50周年記念事業は、アメリカ・ロサンゼルスへの進出を果たす「海外出店事業」、「ビームス ハート(BEAMS HEART)」をライフスタイル業態へと刷新する「新レーベル事業」、ビームススタッフの愛用品1000点をラインナップする公式リセールサービス「ビームス ディグロー(BEAMS digroo)」による「人的資本活用事業」だ。これらを通じて、半世紀の活動で培った目利き力、編集力、コミュニティを活かした「ビームス独自の価値」を拡張していく。さらに、3月3日のアニバーサリーイヤー始動日にあわせて、創業の地、東京・原宿の店舗「ビームス 原宿」をリニューアルオープンし、かつて同地で開業したビームス一号店をVR空間で初めて再現する。これらと並行し、記念動画や特設サイトを公開するほか、1年間を通じて250種以上の別注アイテムも順次発表していく。50周年の感謝を胸に、世界中へ「ハッピー」を届けるための挑戦を、ここ原宿からスタートする。

一号店が開店した1976年の創業から50周年を迎える2026年度、ビームスはブランドの付加価値を最大化させるプレミアム化の一環として、アメリカ・ロサンゼルスに常設店を開設する。ビームスが目指すプレミアム化とは、半世紀の活動で培った目利き力、編集力、コミュニティを基盤に、市場・顧客に対して代替不可能な「ビームス独自の価値」を提示することであり、それぞれの新店舗でもウエア、雑貨にとどまらず、アート、イベントギャラリー、飲食など多角的な視点から、ビームスの知見・経験をグローバルに展開する。
「American Life Shop BEAMS」として、アメリカ西海岸のライフスタイルを伝える目的で東京・原宿に創業したビームスにとって、西海岸・ロサンゼルスの地はアイデンティティの根幹だ。創業から50年が経過する中で、アートやカルチャーといった、旧来のセレクトショップの範疇に収まらない広い事業領域や、感度の高いオリジナルのアパレル製品が、旅行者をはじめとするアメリカの顧客からも評価されるようになった。2024年のアメリカ現地法人の設立を経て、翌25年にはECサイト開設と、ロサンゼルスで3度にわたる期間限定出店による市場調査も実施し、現地顧客からの手応えを得た。本出店は、創業時の憧憬の地でビームスが蓄積してきた知見・経験を、約1250平方メートルの大型路面店を通じて還流し、現地でのプレミアム化を目指すものである。

また、ビームスはビームス ハートレーベルを刷新し、3月3日、大阪府の「ビームス ハート くずはモール」を一号店として、4月末にかけて全国10店舗の常設店を順次オープンする。今回のリブランディングでは、これまでのECとアウトレットを中心とした展開から、店舗での体験を重視したライフスタイルショップへと業態を転換する。各新店舗では、25歳から35歳の層を主要ターゲットに据え、「心地よさ」「機能性」「リラックス感」を感じさせるメンズ、ウィメンズのカジュアルウエアを中心に、ドレスウエアや「ビームス ミニ(BEAMS mini)」レーベルのキッズウエアといったアパレル類、さらに主要ターゲットのライフスタイルを彩る生活家電などの新カテゴリーも導入する。


今後は、ビームスが近年BtoB事業で培ってきたネットワークや製品開発の知見を活かした異業種との連携や、ビームスが得意とするマンガ・アニメといったカルチャー領域、あるいはスポーツ領域との協業による限定アイテムなども開発し、店頭ならではの高揚感ある体験の提供を広げていく計画である。

ビームスは、創業以来、スタッフのセンスから生まれたレーベルや事業を展開し、ヒト(スタッフ)そのものをブランド資産として育んできた。今回、新たな取り組みとして、2月18日よりオンライン上に開設した、公式リセールサービス・ビームス ディグローにおいて、ビームススタッフ約250名の愛用品1000点をラインナップした。
2010年代以降もビームスは、スタッフ個人の趣味嗜好や暮らしにフォーカスした書籍シリーズの「I AM BEAMS」や「BEAMS AT HOME」のほか、スタッフが店主として仕入れ枠を持ち商品の選定から販売までを担うECサイト「個人商店」の展開などを行なってきたほか、拡大するBtoB事業においても、スタッフの才能という人的資本を活用し、異業種へのビジネスプロデュースや卸ブランド開発などを行っている。
今回のビームス ディグローでの取り組みは、これらスタッフを活かした取り組みを二次流通の領域へも拡張したものであり、目利きスタッフらが大切に着用してきた品々を、半世紀のブランド文化を体現するアーカイブ品として販売する。ビームス ディグロー公式サイト上には、愛用品を提供したバイヤー経験者らによるコンテンツ「スタッフコラム」があり、デザイン・ディテール解説やコーディネイト提案、提供品にまつわるエピソードを掲載しているほか、過去50年に遡る「年代別検索」機能などによって、さまざまな切り口からビームスのアーカイブを掘り起こす楽しさを顧客に提供していく。
なお、ビームス ディグローは、まずスタッフの提供品の販売から開始することで、プラットフォームとしての方向づけを行い、その後、準備が整い次第、顧客からの買い取りへと段階的に対象を拡大してく予定だ。これにより同社の人的資本活用の延長にある、スタッフと顧客が一体でビームスコミュニティを共創していくという、独自のリセールプラットフォーム構築を目指す。

他にも、3月3日の50周年アニバーサリーイヤーの始動日と合わせて、メンズカジュアルレーベル「ビームス(BEAMS)」の旗艦店「ビームス 原宿」が、リニューアルオープン。さらに同地に1976年に創業した一号店「American Life Shop BEAMS」をVR空間で再現し公開する。



ポップアップショップ開催などのイベントが多い同店において、エントランス両脇で1階から2階に突き抜けるように見える柱状のデジタルサイネージを4基新設し、旗艦店としての発信機能を高めた。また、店内1階の左奥には1976年にビームスの一号店「American Life Shop BEAMS」として店舗を構えた際のエリアがわかるマークを床に残している。創業時は現「ビームス 原宿」の建物全体がテナントビルであり、テナントのひとつとしてに6.5坪の面積で開業したのがビームスの始まりだった。今回、50周年を迎えるにあたり、当時の資料や関係者の証言をもとに調査を進めVR空間上で創業当時の店舗を再現した。




さらに、アニバーサリーイヤー施策として、30を超えるレーベルから記念別注アイテムを、順次リリースしていく。1年間で発表するアイテム数は250種にのぼる。50周年記念特設サイトには、50周年の記念別注アイテムなどを順次紹介する「50th Specials」と、コラムなどを掲載する「Sneak Peek Topics」のカテゴリーを設けた。アニバーサリーイヤー施策期間を通して、新情報をアップデートし続けていく。
記念動画・50周年キックオフムービー『Story from 6.5』は、テーマを「変わるもの、変わらないもの」と設定し、世界が変わりゆく中で、原宿のわずか6.5坪から始まった1号店を起点に、ファッションの変遷に留まらず、モノ・コト・ヒトを介して多角的なコミュニティやコラボレーションを築き上げてきた半世紀の歩みを、重層的なストーリーで表現する。なお、動画のナレーションは、ビームス50周年スローガンにある「楽しいまま、世界へ。」を体現するタレント・ゆりあんレトリィバァが担当した。

創業の地・原宿の大型屋外LEDビジョン「CHANGE ViSiON Harajuku」では裸眼3D映像を使った「ビームス創業50周年」の広告も放映を開始する。
ビームスは2024年末に「Happy Life Solution Communities」というビジョンを掲げ、「明るく楽しい社会現象を起こし、全ての人が幸せになれるコミュニティをめざす」という姿勢を打ち出した。今回発表した3つの創業50周年記念事業の、海外でのカルチャー発信、ビームスハートによる生活提案の拡張、ビームス ディグローを通じた洋服やブランドへの愛着の循環は、いずれもこのビジョンの具体化を推進するものである。スローガン「Ready, Happy, Go! 楽しいまま、世界へ。」のもと、ファッション好きの想いを根幹に据えながら、その枠だけに留まらない「明るく楽しい社会現象」を国内外のコミュニティへ広げ、全ての人が幸せになれる未来をめざす。
























