タレントでモデルのローラが、ファッションブランドのテレビCMをはじめ、ビジュアルやカタログモデルとして起用されるニュースが続々届いています。
「BEAMS(ビームス)」は、ウィメンズのカジュアルスタイルのイメージビジュアルにローラを起用。8月23日(土)より店頭配布される2014秋冬カタログにスタイルブックとして封入。メイキングムービーも制作し、スペシャルサイトと自社ECで公開するほか、iphoneアプリ「BEAMS AR CAMERA」でムービーが見られる仕掛けも用意されています。
「ROSE BUD(ローズバッド)」は、8月30日(土)より税込7,000円以上の購入者に配布する2014AWカタログにローラを初起用。「ROSE BUD」秋冬の最新スタイリングをローラが着こなし、シーズンビジュアルとして雑誌広告をはじめ、8月28日(木)オープンの「ROSE BUD」天王寺ミオ店のプロモーションなどでも展開しています。
「PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)」は、注力商品「ドリームブラ」のテレビCMにローラを初起用。美術館を舞台にローラが一人三役を演じるショートムービーや、販売用の 2014年秋号カタログにも連動して展開されています。
このほか、引き続き「GU(ジーユー)」のCMキャラクターを務めるなど、ファッション業界で今季引っ張りだこの、ローラ。これまで特にセレクトショップのようなイメージ重視のファッションブランド・ショップがタレントをビジュアルに起用し、ブランドの”顔”としてみせることは、ブランディングの観点から偏った”色がつく”という理由で決してポジティブには捉えられていませんでした。
SPA業態化の加速やファッションアパレルのコモディティ化が進み、クロスカンパニー「earth music & ecology(アースミュージック&エコロジー)」による宮崎あおい起用CMのヒットが成功モデルとされて以降でしょうか。特に2010年以降、百貨店系OLブランド以外のファッションブランドにも、テレビCMキャンペーンや店頭ビジュアルをはじめとして、女優・タレントをプロモーション活用する事例が頻出し、ファッション・マーケティングの新潮流として注目されました。
今回のローラは、そのなかでも国民的な人気タレントでありながら、モデル出身でファッション誌のカバーモデルを多岐にわたり今でも務めており、”高感度なファッション性”と”マスな認知と人気の大衆性”を兼ね備えた、まさにファッション界の才色兼備なファッションアイコンとして、独自のポジショニングを築いています。さらに自身の私服コーデをはじめとして、BlogやInstagramでの”ファッション”の発信力も高く、ファッション誌を読まない層に向けてもブランドの認知や情報拡散が期待できます。
そうした、いまファッションブランドのマーケティングに”欲しい”要素や条件を全て持っているといえる彼女に出演オファーが集中しているのだと、F.M.J.としては捉えています。