初めまして、フレグランスプロデューサーの石坂将です。
輸入商品が大半を占めている日本の香水業界に新たなアイディアでイノベーションを起こすべく、日々奮闘しているのですが、ここ最近は人生や恋に効く香りの使い方を講演する機会も増えてきたので、こちらのコラムではそんな内容を紹介していければと思います。
さぁ、いよいよ短い夏の始まりですが、夏は出会いの季節でもあり、そして恋愛のシーズンですよね。
夏の恋が情熱的になりやすいのは、汗の分泌量が増えるに伴ってフェロモンの放出量が増加するからともいわれています。
そんな夏の恋に効く香りの使い方ですが、僕は基本的に昼と夜で香りを使い分ける事をお勧めしています。
暑さの厳しい日中は男女を問わず、“シトラス”や“フルーティノート”をお勧めします。
清潔感を感じさせる香りが良いので、甘さが出やすいものよりも、スカッとした香りを使いましょう。
汗ばんでいるけど、近づくとフワッと爽快良い香り。
これだけでその人の印象はかなり格上げですよね?
第一印象の重要さはいうまでもないと思いますが、実はその第一印象での香りの印象が良いと、それだけでその人の印象はかなり良くなるんです。逆に第一印象での臭いの印象が良くないと、そのあとの印象を格上げしていくのって至難の業ですよね。
あ、ちなみに、僕的に、スパイシーな香りやウッディな香りを夏の真昼間から付けてる男性を見かけますが、これは気をつけてください。
ウッディやスパイシーな香りはどちらかというと、夜に映える香りです。
洋服にも、夜に着ると格好良い服と昼間に合う洋服とあると思いますが、夜っぽい服を昼間に着てると、やっぱり変ですよね笑。
いうならば、夜にサングラス付けてる、的な笑。 あ、それは逆か。
物であふれる今の時代、TPOに合わせて物を使い分けることが出来る人がやっぱりおしゃれですよね。
そういった意味では、夏の昼間は“シトラス”か“フルーティノート”。
シトラスもフルーティも香りのカテゴリーの特徴としてはあまり香りが強くないので、
男性も女性もたっぷり使いましょう。(目安は全部で5、6プッシュですかね)
昼はあくまでも清潔感の演出をするのがおすすめです。
では夜は?ということで、夏の夜に効く香りのご紹介はまた次回。