FASHION

「エルメスの手しごと展 “アトリエがやってきた”」開催レポート



hermes-artisan

3月9日より、表参道ヒルズ スペース オーで「エルメスの手しごと展 “アトリエがやってきた”」がスタートした。会期は19日まで。

同展はエルメス(HERMES)の工房で働く職人たちのクラフツマンシップを讃えるイベントとして、2011年に始まり、これまでに世界各都市を巡回。初の日本開催となる東京・表参道の会場では、メゾンに受け継がれる10種の手しごとのセクションを設け、鞍、皮革製品、スカーフ、磁器、腕時計、ジュエリーといった、数々の商品をつくり出す職人たちの手しごとを紹介する。

1837年の馬具作りから始まったメゾンの歴史を語る上で、欠かせないのは革製品だろう。2014年に上野で開催された、レザーをテーマにしたエキシビション「レザー・フォーエバー」も記憶に新しい。レザーはまさにメゾンの根幹であり、ここでは鞍やケリーにバーキンといったバッグ、また手袋に至るまでの制作工程を間近で見ることができる。革を丁寧に伸ばし裁断し、細かいパーツを一つひとつ組み合わせてゆく職人たちの手には、汚れや皺と共にプライドも刻み込まれているかのよう。

絶対的信頼と価値のあるエルメスの製品は、熟練した職人の存在なくしては誕生しない。アトリエを飛び出した職人たちは、我々の目の前でその仕事を披露し、熟練の技を見せ、作り上げるものへと命を注ぎ込む。世の女性を虜にするスカーフ「カレ」も、シルクスクリーン製版職人が原画をデジタル化するところから、プリント工程、仕上げの縁かがり職人の巻き縫いまでを見れば、あの1枚ができるまでにどれだけの職人の手を渡ってきたのかが、はっきりとわかる。人々が時代を超えてエルメスに魅了されるのは、当然のことなのだ。

会場内では、360°VR映像で工房の様子を体感できる、クリスタルの最高峰メゾン・サンルイ(Saint-Louis)のコーナーも設置。 伝統のある制作現場を、最新機器を通して触れることができる斬新な仕掛けだ。また宝飾品の石留め職人や時計職人のセクションでは、自分で作業を施しているかのような感覚を味わえる覗きモニターがあり、その驚くほどの細かな作業に圧倒される。職人たちは質問にも快く答えてくれるので、この機会に疑問に思っていたことを投げかけてみるのもいい。

会期中は、銀座メゾンエルメスでもイベント「エルメスの手しごと展“メゾンへようこそ”」を同時開催する。小さなライブラリーカフェを併設し、映画上映、トークセッション、ワークショップ、ライブドローイングなど、エルメスの手しごとをさらに深く体験することができる参加型プログラムを多数用意。こちらは会期が26日までとなる。

【展覧会情報】
エルメスの手しごと展 “アトリエがやってきた”
会場:表参道ヒルズ スペース オー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
会期:3月9日から19日
時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
入場:無料


[元記事:エルメスのアトリエが東京にやってきた!「エルメスの手しごと展」で目の当たりにする製品の“向こう側”【レポート】]

fashion_headline_2.png

関連記事

  1. hermes-jinglegames エルメスが銀座ソニーパークにプレイグラウンドをオープン。銀座メゾ…
  2. hermesavecelle2_2 国立新美術館でスタートしたエルメス「彼女と。」で想像を超えたシネ…
  3. hermesavecelle_1 エルメスのシネマ体験「彼女と。」展が国立新美術館で開催。“架空の…
  4. hermes-citron エルメスの新フレグランス「オー ドゥ シトロン ノワール」登場。…
  5. 吉岡徳仁「吐息」2004年/2009年
© Satoshi Asakawa / Courtesy of Hermès Japon 銀座メゾンエルメスのディスプレイ100回記念。スペシャルサイトや…
  6. hermes-marionnette-theatre 「エルメスのマリオネット劇場」マリオネットがクリスマスのメッセー…
  7. twilly-d-hermes_1 エルメスの新作香水、”リボンスカーフを巻いた”「ツイリー ドゥ …
  8. hermesgion-last_1 京都のエルメス祇園店、ラストのイベントは「レザースプリット」。歴…

新着記事

  1. LOEVE
  2. PARCO (12)
  3. ER12
  4. BLACKPINK WORLD TOUR <DEADLINE> IN JAPAN
  5. La Toile Monogram, creee par Georges Vuitton en 1896, traverse le XXe siecle. Elle est toujours vivante et se parant parfois d'audacieuses couleurs et variantes, elle continue plus que jamais a symboliser la Maison a l'oree du XXIe siecle

FEATURE – 特集

  1. bulgari
  2. ilovehellokitty-main
  3. samsonitebiz24aw
  4. samsonitebiz24ssmain
  5. milamoretop_

連載:コピーライター小藥元の「美ンテージ採集」

  1. HYPEGOLF-3
  2. vintage-meet-025
  3. vintage-meet-024
PAGE TOP