ビジネススーツの選択肢が広がってきた昨今。カジュアルに攻めるのもいいけれど、ウィークデイはやっぱりビシっとキめたい。
今春本格上陸した、アメリカ・ニューヨーク発「サイコバニー(Psycho Bunny)」から生まれた新レーベル「ロバート・ゴドレー」が、いまちょうどよさそうだ。
トレンドも押さえたいし、定番も好き。でも“普通”は避けたい。それはスーツの着こなしもそうだし、お店のセレクトや言動一つをとってもそう。そのちょっとした“選び方”のセンスがいい男性こそが、FEEL-GOODなジェントルマンである。
サイコバニーとジェントルマン。この春は、そんな3つの心得をはじめてみよう。
PHOTO:JOMON
MODEL:SHINICHI
COOPERATION:Lady&Gent,Shelf,Picard
EDIT:F.M.J. magazine
|#01 Only One FLOWER GIFT 定番スーツと隠れ家ショップ
ビジネスには、なにかと祝いごとが多い。特に取引先への祝い花は、欠かせない。そんな時は電話一本で済む会社御用達の花屋ではなく、“世界に一つだけの花屋”を選ぼう。青山にこんなとこあったんだ? そう言わせたら、勝ち。
「サイコバニー」ロバート・ゴドレーのスーツ 74,000円、シャツ 16,000円、タイ 12,000円、ベルト 12,000円(全て税別)
定番スーツも、遊び心たっぷりに
スーツは正統派、Vゾーンで華やかさを盛るのが今季的。ネイビーのピンストライプスーツは、ワントーンコーデで爽やかに。英国製のシルク生地を使ったレジメンの“サイコバニー”も一緒におめでとうを言ってくれるはず。タイは小剣をループに通さず、ずらしてチラ見せするのがデザイナー・ロバート流。
|#02 HELLO,ART! カルチャーを語る
ビジネスマンたるもの、取引先の役員クラスとの会話には、ゴルフスコアの話だけでは芸がない。カルチャーを語れる男が面白い。さあ、会社近くのブックショップでアートを感じよう。企画力にも磨きがかかる。
「サイコバニー」ロバート・ゴドレーのスーツ 74,000円、シャツ 17,000円、タイ 12,000円、ベルト 12,000円(全て税別) メガネは私物
グレースーツは、知的に決める
シャープなウインドウペーンのグレースーツには、グラフチェックのピンクシャツとゴールドロゴが印象的なボルドータイを合わせて、奥行きのある知性を醸し出そう。気になる写真集を手に取れば、右袖から相棒のサイコバニーがこんにちは。
|#03 NEW FOODS,NEW STYLE あたらしい美食を選ぶ
社内の歓送迎会も手を抜きたくない。例えば、宅配ピザではなく、フランス生まれの冷凍食品をチョイスすれば、レディな上司もご機嫌に。取引先との会食も同様だ。こいつは面白い提案してくれると思われるはず。レディとビジネスチャンスはまず胃袋からつかもう。
「サイコバニー」ロバート・ゴドレーのスーツ 74,000円、シャツ 16,000円、タイ 12,000円、ベルト 12,000円(全て税別) 靴は私物
さりげない洒落感と裏の顔
便利なだけについついマンネリしがちな紺ストスーツもネクタイを変えるだけで、新鮮な着こなしに。ジャケットの裏地に潜む、サイコバニーもさりげなくアピール。ちょっとした装いのユーモアが、新たなビジネスに繋げてくれる。
|ロバート・ゴドレーのスーツ
「サイコバニー」ロバート・ゴドレーのスーツ 74,000円(税別)
当然、洒落の利いたスーツを選ぶ
サイコバニーは、英国の老舗ブランド「ターンブル&アッサー(Turnbull & Asser)」を経て、「ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」のネクタイデザイナーを務めた、ロバート・ゴドレー氏によって2005年に誕生。大きなウサギの耳をつけたスカル&ボーンズのロゴをシニカルにマッチさせたデザインで人気を博している。
その新レーベル「ロバート・ゴドレー」は、サイコバニーが持つ“遊び心”はそのままに、上質かつ洗練された大人のスタイルを提案するドレスライン。この春から、日本で世界初展開となった。
なお、「ロバート・ゴドレー」ラインの販売は、阪急MEN’S TOKYO店、大丸札幌店、S-PAL仙台店、QUEEN’S EAST店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、阪急うめだ本店、なんばパークス店での限定展開となる。
▼あわせて読みたい特集記事
ー【特集】サイコバニーとジェントルマン。 vol.2「ジェントルマン流“一人五役”なネクタイの選び方」
ー【特集】サイコバニーとジェントルマン。 vol.3 「デザイナー、ロバート・ゴドレーに訊く。」
問い合わせ先/ジョイックスコーポレーション 03-3486-1573
GENTLEMAN’s SELECTED LIST
#01 Lady & Gent / レディ&ジェント
“男性が女性にカジュアルに花を贈る文化・習慣をつくる。”をコンセプトにしたギフトブランド。
花瓶やコーヒーとのセットなど、アプローチが秀逸。青山で、知る人ぞ知る隠れ家フローレント。
◯東京都港区南青山2-15-5 FARO 1F 03-3408-0087 13:00〜18:00 土日休
#02 Shelf / シェルフ
外苑前で20年以上続く、写真集を中心とした洋書を専門に扱うブックショップ。
ファッション関連の品揃えが豊富なのもうれしい。アイデアのインスピレーション源の宝庫だ。
◯東京都渋谷区神宮前3-7-4 03-3405-7889 月~金 12:00〜20:00、土日〜18:00 無休#03 Picard / ピカール
昨秋青山に初上陸した、フランス生まれの冷凍食品店。日本的なその概念をくつがえすニューカマー。
ピザやクロワッサン、エクレアが人気。毎日の食卓からパーティーシーンまで使える。
◯東京都港区南青山5-9-12 080-3311-5120 10:00〜21:00 不定休 (青山骨董通り店)