フランスのハイジュエリーブランド「ショーメ(CHAUMET)」と三菱一号館美術館は、 6月28日から開催する「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展のオープニングイベントを開催。ゲストに、桐谷美玲がティアラ、ブレスレット、リングなど総額約4億5千万円の豪華ジュエリーを身につけて登場した。
同展は、フランス・ルーヴル美術館名誉館長のアンリ・ロワレット氏監修の下、 18世紀後半から現代まで、約240年に及ぶショーメの伝統と歴史を紹介する日本初の美術展だ。ジュエリー、工芸品、絵画、デザイン画、 ローマ教皇の所蔵作品に至るまで約300点にも及ぶジュエリーが展示され、そのほとんどが日本初上陸のアーカイブピースとなる。また、日本へのオマージュを込めて特別に制作され、日本の春から着想を得た新作ハイジュエリー「シャン ドゥ プランタン」コレクション6点も美術展と同時に発表。 さらに音声ガイダンスを、俳優・谷原章介と、女優・桐谷美玲が務めている。
オープニングイベントに登場した桐谷美玲の胸元に輝くブローチは、チェーンが取り外し可能なネックレスを使ったものだ。
また、自身初となる音声ガイダンスを務めたことを受け、「初めての挑戦だったので難しいところもありました。ショーメの持つ“優美さ”や“気品の 高さ”に合った声はどういうトーンなのか、話すスピードはゆっくりとしたほうが良いのか、など私なりに色々と考えました。そして何より、美しい ショーメの世界観を皆様にお楽しみ頂けるお手伝いができたらなと思い、音声ガイダンスを務めさせていただきました」とコメント。ショーメのジャン=マルク・マンスヴェルト、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーに加え、ルーヴル美術館名誉館長 アンリ・ロワレット氏、三菱一号館美術館の高橋明也・初代館長とともに、今回の美術展の開催を祝した。
(左上) ¥91,000,000、(中央上) ¥51,100,000、(右上) ¥26,600,000
(左下) ¥39,200,000、(中央下) ¥20,300,000、(右下) ¥53,200,000 (全て税別)
今回同展のために特別に制作されたパリュール「シャン ドゥ プランタン」コレクションは、幾何学的に構築されたデザインに自然のもつ自由な動きが融合したもの。西洋の文化圏と日本文化とのマリアージュは、ふたつの自然主義の伝統、ルージュ(ルビーとルーベライトの赤)と ノワール(オニキスの黒)の戯れがダイヤモンドの輝きに照らされて混ざり合う中で達成されている。 「シャン ドゥ プランタン」が表現するのは日本の芸術の本質そのものであり、神聖な自然と、巧みな「線の芸術」への称賛を、墨と漆の強い色に一体化させている。このグラフィックデザインが、時に日本の有線七宝の技術を想起させる格子縞を伴いながら空間を描き出す一方で、花をつけた枝は自由に咲き乱れているようだ。
これらはいずれも世界で1点のみの展開となっており、購入することも可能だ。
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界—1780年パリに始まるエスプリ—」
会期:6月28日(木)〜9月17日(月)
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2