ハワイ州観光局が、コロナ禍でハワイの平均滞在日数が長期化する傾向を見受け、公式ポータルサイト「オールハワイ(allhawaii」内のハワイ業界サイト「メディア」に、ホテルの長期滞在プランの一覧を、5月11日から公開した。
現在のコロナ禍における日本とハワイの往来は、運行便の減少や、帰国時の14日間の自主待機要請などもあり、スムーズにいかないのが現状だ。そのような状況を背景に、渡航者数、滞在日数にも大きな変化があった。今年1月から3月にかけての日本からハワイへの渡航者数は2,911人で前年比平均98.7パーセント減と激減した一方で、平均滞在人数は18,1日と前年平均5.95日に比べ、大幅に伸び、長期滞在者が増加した。
そのことを受け、ハワイのリゾートホテルでは、長期滞在者を対象にした滞在プランを発表。駐車料金やアメニティーフィーなどが割引される特典を付加した長期滞在プランが用意されており、7泊以上する場合は長期滞在プランの利用がお得となっている。コワーキングスペースやテレワーク環境も充実しており、リモートワークなどの多様で柔軟な働き方から需要と関心が高まりつつある「ワーケーション」にも最適なプランとなっている。
対象ホテルは、ザ・リッツ・カールトン・レジデンス ワイキキビーチ(The Ritz-Carlton Residences, Waikiki Beach)、モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ (Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa, Waikiki Beach)、ザ・カハラ・ホテル&リゾート(The Kahala Hotel & Resort)などの人気ホテルを始め、アロヒラニ・リゾート・ワイキキ・ビーチ(Alohilani Resort Waikiki Beach)、アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテル(Aston Waikiki Beach Hotel)、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート(Outrigger Waikiki Beach Resort)、プリンス・ワイキキ (Prince Waikiki)、シェラトン・ワイキキ (Sheraton Waikiki)、ワイキキ・ビーチコマー by アウトリガー(Waikiki Beachcomber by Outrigger)など。7泊から30泊までの長期滞在プランがメインで、期間は今秋もしくはクリスマスホリデーシーズン前までの滞在が対象。ハワイに暮らすように長期滞在することで、新たな魅力を発見できる充実のプランが魅力だ。
公開中の同サイトは業界向けではあるが、一般の人も閲覧が可能。今後も長期滞在プランを始め、最新情報を随時アップデートしていく予定だ。