original

サステナブルファーム&パーク「クルックフィールズ」に宿泊施設「コクーン」がオープン。小林武史プロデュース、皆川明ディレクション



KURKKU-5

クルックフィールズ(KURKKU FIELDS)が、千葉県木更津市で運営するサステナブルファーム&パーク「クルックフィールズ(KURKKU FIELDS)」に、新たな宿泊施設「コクーン(cocoon)」を、11月24日にオープンする。10月1日より宿泊予約を開始する。

KURKKU-1

同施設は、育てる・作る・食べる・循環する、といった “ ひとが本質的に生きる心地よさと喜び ” を感じる場所として、2019年11月に開業。その後も段階的に場内の開発を進め、サステナブルなこれからの暮らし方、生き方をより深く体験できる場を目指し、昨年より「コクーン(cocoon)」プロジェクトを始動。今秋、同宿泊施設の開業に至った。プロデュースするのは、音楽家であり同施設の総合プロデューサーでもある小林武史氏。また、同プロジェクトのディレクターには、ファッションデザイナーの皆川明氏を迎え、コンセプトデザイン、設計、デザイン監修など総合的なディレクションを担当。建築・設計は、京都を拠点に活動する建築・家具の設計・制作ユニットであるイッケン(ikken)の吉田隆人氏が手かげた。

すり鉢状の「クルックフィールズ」の敷地の高台に位置する同宿泊施設は、7棟の客室、キッチンラウンジ、レストラン、サウナの小屋を備え、敷地内に点在。環境、農業、生き物たちに触れ、自然の循環を直に感じることで、滞在がこれからの暮らしを考えるきっかけや意識の変化につながるような場を目指していく。また、場内での様々なコンテンツや第一次産業の生産現場とのつながりを体験できるようなしくみを、皆川氏を中心に専門分野をもつ個性豊かなスタッフとチームと共に、訪れた人の時間を豊かにする滞在時間をデザインし、提案していく。

KURKKU-2

6棟のツインルームと、寝室と和室を備えた1棟のワイドルームの客室は、曲面で仕上げた天井と壁の隅、繭の中にいるような安心感が得られる内装が特徴。インテリアは、皆川氏のディレクションによりイッケンが制作したオリジナル家具をはじめ、皆川氏のセレクトや「ミナペルホネン(minä perhonen)」のデザインによる器やオブジェ、照明などが取り入れられ、あたたかな雰囲気を演出している。また、天窓からやさしい光が差し込む美しく心地よい浴室、部屋の窓から雄大な景色が一望でき、日常では見落としがちな、季節の変化や時間の流れをじっくりと味わうことができるのも魅力だ。建物の屋上や周辺には、ソルソ(SOLSO)の斎藤太一氏の監修により、果樹やハーブなど多様な植物が植えられ、周囲の風景とも調和しながらも、場内とのゆるやかな境界をつくり、宿泊する人にとってのくつろぎのある空間を演出した。宿泊者専用のサウナは、薪を使ったフィンランド式サウナとなっており、場内で採ってきたハーブを束ねたヴィヒタやロウリュウを用意。外には外気浴を楽しめる水風呂を備えたデッキや植栽に囲まれたナチュラルプールが設置され、自然の中での特別なサウナ体験が楽しめる。

敷地内にはキッチンラウンジとレストランという2つの食を体験できる場所を併設。フィンランド語で暖炉を意味する「タッカ(takka)」は、レセプションとしても機能する、滞在時のハブとなるような場所だ。広々としたスペースに、3つのキッチン、薪窯、ワインセラーなどが設置され、宿泊する人たちが、自分たちで収穫した野菜や食材を調理し、食事を楽しめるようになっている。スタッフによるファームツアーでは、季節の移ろいや自然の循環を感じながら、野菜やハーブを収穫し、場内で育つ動物の見学が可能。また、食コンテンツのアドバイザーとして料理人・原川慎一郎氏等が参加し、有機農業、種、生き物たちなど命の繋がりを学び体験できるような料理イベントなども今後企画していく予定だ。一方、フィンランド語で「素」を意味する「ペルース(perus)」は、9席のカウンターと屋外テラスを備え、昼は宿泊者以外も気軽にシェフの料理を楽しめる他、スイーツやコーヒーを楽しめる場として、夜は宿泊者に向けて「サステナブルな食とそのおいしさ」を提案するレストラン。ディナーは、同施設のシェフとして生産現場の近くで食に携わってきた山名新貴シェフが担当し、自社農園の野菜や、ジビエをはじめ、地元の漁港で水揚げされた魚など、その時々の旬の食材を用いたコース料理を提案していく。

「KURKKU FIELDS Villa cocoon」 概要
開業日:2022年11月24日(木)
予約開始:2022年10月1日(土)
所在地:千葉県木更津市矢那 2503 KURKKU FIELDS
客室:ツインルーム 定員2名6室 ・ワイドルーム 定員 4~5 名 1室
チェックイン:14:00 〜 / チェックアウト:10:00
付帯施設:キッチンラウンジ、レストラン(9席予定)
料金: takkaプラン ¥22,000 〜 / 1名 参考価格
perusプラン¥33,000 〜 / 1名 参考価格
1泊2食付き・サービス料・保全料込み・KURKKU FIELDS 会員費別(~1000円)

関連記事

  1. beamsxaigasa-2 「ビームス クチュール x ジップロック®」アップサイクルのシェ…
  2. apcq23-1 「A.P.C. QUILTS ROUND 23」第23弾が発表。…
  3. sokai-3 「フリークス ストア」が、信州産クラフトビール「爽快電撃ビア」を…
  4. bsolso-8 「ブリーフィング × ソルソ キープグリーン」第2弾は、サステナ…
  5. HyperFocal: 0 「フルラ」が、サステナブルな生分解性レザー使用のバッグを発売。イ…
  6. STUDIOR330swe-1 ローラ監修「ステュディオ アール スリーサーティー」オーガニッ…
  7. goldcake-6 ゴールドウインが、スウェーデンの電動バイクメーカーCAKE社と独…
  8. r330-7 ローラ監修「ステュディオ アール スリーサーティー」デニムコレ…

新着記事

  1. Sophie Joanne
  2. LLOW_Japan_Niseko_EXT_H
  3. sly
  4. aespa (2)
  5. JR-ski

FEATURE – 特集

  1. samsonitebiz24aw
  2. samsonitebiz24ssmain
  3. milamoretop_
  4. heres-main
  5. samsonitebiz23aw_top

連載:コピーライター小藥元の「美ンテージ採集」

  1. HYPEGOLF-3
  2. vintage-meet-025
  3. vintage-meet-024
PAGE TOP