バロックジャパンリミテッドが展開する「マウジー(MOUSSY)」は、さらなるグローバル展開を見据えた戦略的な変革の一環として、リブランディングを実施する。2000年に誕生したマウジーは、常に時代の空気を捉えながら、自分自身を表現し、追求し続けるすべての女性達に向けたスタイルを提案してきた。ブランド誕生から25年を迎えた本年、マウジーは “アジアNo.1 ジーニングコレクティブ”を目指し、2025年秋冬シーズンより順次、ブランドの原点であるデニムアイテムを核とした製品構成へと一新するとともに、ブランドアイデンティティや店舗デザインのリニューアルを含む大規模なブランド刷新を行う。
“ジーニングコレクティブ”という言葉には、東京発のレディースブランドならではの視点でジーンズ文化(=Jeaning)を解釈したスタイル提案を行うとともに、さまざまなクリエイターやブランド、アーティストとのつながりの中で、独自のカルチャーを表現するクリエイティブな共同体(=Collective)という意味が込められている。
ブランドスローガンには、「女性が持つ無限の可能性。私たちは、自由と多様性の象徴であるデニムを中心に、カルチャー、時代、境界を超えるスタイルを提案します。デニムはただの服ではなく、自分らしさを解き放つシンボル。その一着が、私たちに自由と自信をもたらします。マウジーは、“アジアNo.1 のジーニングコレクティブ”へ。すべての女性をよりしなやかに、わがままに、美しく解放します。」と掲げている。
また、リブランディングに際し、新たなマウジーが目指すブランド像や提供する価値を定義すべく、5つのブランドマニフェストも策定した。
「01 STAND UNAPOLOGETICALLY」誰にも媚びない、強く自立した女性像を映し出す。「02 BREAK BOUNDARIES」カルチャーや時代、境界を超えたスタイルを提案。「03 CHOOSE FREEDOM」原点に立ち返り、自由と多様性の象徴であるデニムを核としたプロダクトを展開。「04 CELEBRATE EVERY SHAPE」すべての形を称え、幅広いサイズやシェイプでより多くの女性のニーズに応える。「05 OWN RAW BEAUTY」飾らない美しさを宿し、トレンドに左右されない、シンプルなエッセンシャルアイテムも取り揃える。
今回のリブランディングの戦略立案・アートディレクションは、フルブランディングファーム SIMONEが担当。2014年以来11年ぶりに刷新されたブランドロゴは、進化を続けながら変わらぬ本質を追求していくマウジーの姿勢を反映するとともに、デニムアイテムを核とした多様なスタイルに調和することを前提にデザインされた。マウジーが提供する普遍的な価値と、その多面性や芯のある美しさを象徴するアイデンティティとなる。

また、ブランドカラーとしてショップバッグや各種ツールにはグレーシルバーを採用。白と黒の中間色であるグレーは、年齢やカルチャー、価値観やスタイルの境界を越える象徴的な色として、マウジーの力強くしなやかな在り方を体現している。

2025年9月上旬より順次リニューアルとなる店舗の空間デザインは、中村圭佑氏率いる設計事務所 DAIKEI MILLSが担当。これまで裏方として、表には現れず匿名性を持っていたワイヤメッシュコンテナに新たな視点を与え、その中に秘められた美しさを引き出し、新しい一面を見せるというコンセプトのもとデザインされた。
メッシュ構造による整然とした見た目に加え、積み上げ方や配置を工夫することで柔軟なゾーニングが可能となり、空間演出においても高い機能性を発揮。金属素材のクールで洗練された質感は、マウジーの力強く自信に満ちた女性像を体現している。
空間全体は黒を基調とした既存店舗とは異なり、白やグレーをベースとした余白を感じる設計とし、中央にはブランドの新たなアイデンティティを象徴するパンチングメタルの什器を配置。無機質になりがちな空間には、異素材やペールトーンの平台をリズムよく取り入れ、インダストリアルな雰囲気に繊細さと柔らかさを加えることで、ダイナミズムと静けさが共存する新たなマウジーの空間を創出している。






















