今年でブランド誕生16年目を迎える「マウジー(MOUSSY)」が、グローバル・ハイカジュアルブランドとしての新たなステージへ着実に進みはじめている。
まず先日リリースされたのは、ニューヨーク・ソーホーへの初出店だ。店舗面積は約165平方メートルにもなる路面店で、メイド・イン・ジャパンのデニムを軸に展開。9月10日にオープン予定となっている。なお、バロックジャパンリミテッドは新会社、バロックUSAリミテッドを4月に設立し、米国マーケットへの本格参入をリリースしている。
また、本日解禁されたのは、ペイトン・ナイト(Peyton Knight)をモデルに起用した、2016年秋冬キャンペーンビジュアルとムービー。彼女は、グッチやアレキサンダー・ワンが起用するなど、2016春夏コレクションのランウェイデビュー以来、新星モデルとして世界のファッション界が注目するItモデルだ。デニムを中心としたカジュアルなスタイリングが似合うのはもちろん、花柄のワンピース、ボリューミーなファーコートなどの女性らしいアイテムもクールに着こなせる彼女が、マウジーの女性像とマッチングしたという。
キャンペーンビジュアルのディレクションを手掛けたのは、雑誌「PERK」「GRIND」を手掛ける、ミディアムの千葉琢也編集長。スタイリングは多くのブランド広告やアーティストを手掛ける一ツ山佳子、カメラマンにはロンドンを拠点に活動するPICZO、ヘアはODO、メイクはUDAを起用した。
ブランドの代名詞であるデニム、ミリタリー、レザー、グラフィックを中心にスタイリングされた同ビジュアルは、今季掲げる「原点回帰」を体現しながらも、トレンドアイテムやコーディネートでアーバンな雰囲気も漂わせ、強さと女性らしさを演出している。
今回のキャンペーンビジュアルは全36ページのカタログとして、8月11日から日本国内全店で配布される。
昨年の15周年という節目を経て、かつて渋谷のガールズファッションシーンを牽引したブランドがいま、世界のファッションシーンに向けてその新たな扉をたたいた。