台湾発の人気食雑貨セレクトショップ「神農生活」が日本初上陸。第1号店が、大阪・あべのハルカス近鉄本店に今秋オープンする。
台湾は、日本人の海外渡航先ランキングでも常に上位に入る人気を誇る都市であり、中でも食文化への関心度は近年ますます高まっている。
同セレクトショップは、同社が良いと認めたこだわりの商品を集めたライフスタイル提案型のスーパーマーケットだ。ニューヨーク発祥の食に関するセレクトショップに強くインスピレーションを受け、料理を食べることや作ることが好きな人のために「夢のような食材が集まる場所を提供したい」という思いで誕生。バイヤーが台湾全土を回り、美味しさや安心、安全であることを基準に、生産者から直接買い付けた有機食材、自然派食品などこだわりの商品を数多く展開。台湾国内の老舗メーカーとのコラボ商品開発も行う。また、その洗練された空間デザインやディスプレイに加え、パッケージデザインにもこだわっており、台湾国内だけでなく、日本人旅行客からも人気を得ている。現在、台湾では台北市に、花博店と南西店の2店舗を展開。中でも南西店は、台湾で話題の商業施設「誠品生活」内に位置することもあり、話題を集めている。
物販ゾーンは、「LESS IS MORE(より少ないことは、より豊かなこと)」をモットーに、生活を豊かにし、自分たちが良いと認めた商品のみをセレクトし展開する。地域性、必要性、季節性、適切性といった四つの理念を主軸に台湾らしい温かみのある商品、地方の特色やストーリーが感じられるもの、昔ながらの調味料や職人が作った工芸品などが取り揃う。
フードゾーンには、台湾の郷土料理を定食スタイルで味わえるカフェ&レストラン「食習(しょくしゅう)」がオープン。郷土料理が生活における心の支えになることを提唱しており、台湾の調味料を使い、食材を日本版にアレンジしたオリジナルレシピで提供。実際に料理に使用している調味料は物販ゾーンで購入が可能となっている。
茶市場ゾーンは、台湾茶にまつわるモノ・コトのテーマパークだ。多彩な台湾茶ブランドを集積するとともに、お茶に関する書籍、茶器、茶菓子などのお茶関連商品も多数展開。また、試飲カウンターを核として、台湾茶の歴史、文化も体験が可能。定期的に台湾から講師を招き、お茶の淹れ方などのセミナーやワークショップも開催予定となっており、台湾茶の魅力が満喫出来るゾーンとなっている。
運営を手がける近鉄百貨店は、第一号店をオープン後は今後、他主要都市へと拡大させていく予定であると発表している。