三井不動産グループは、東京・渋谷の宮下公園が再整備され開業予定の新複合商業施設「ミヤシタ パーク(MIYASHITA PARK)」に、新ホテルブランド「シークエンス(sequence)」を6月11日に開業することを発表した。
同社グループのホテル・リゾート事業はこれまで、ラグジュアリークラス、ハイクラス、アッパーミドルクラスのブランドを手掛けてきたが、同ホテルブランドでは、クリエイターと協業することで、多様化するライフスタイルやニーズに応える「新しい形のホテル」を目指す目的で構想に至った。
ホテル名の「シークエンス」という単語は、「つながり、連鎖、一連の流れ、連続」よいった意味を持つ。同ホテルが、それぞれの過ごし方を自由に創造、編集し、唯一無二の時間を過ごすことが出来、様々な出会いに繋がる場所になるようにといった想いが込められている。また、グループコンセプトには「スマート(SMART)」、「オープン(OPEN)」、「カルチャー(CULTURE)」を掲げ、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供していく。
同ブランドのフラッグシップホテルとして誕生する「シークエンス ミヤシタ パーク」は、渋谷駅周辺、原宿、青山、表参道エリア、新国立代々木競技場をつなぐトレンドやカルチャーを体感出来る国内外から注目度の高い人気エリアに位置。渋谷の再開発において、公園、ホテル、商業が一体となったミクストユース型プロジェクトとして誕生する。
施設コンセプトは、「パーク マインド(PARK MIND)」。誰もがリラックスし、自由に過ごせる場所である公園からインスピレーションを得て、宿泊者が忙しい時間から解放され、リラックス出来る心地よい空間と時間を提供することを目指す。渋谷の街が借景となる大きな窓から、街と繋がりながらも自分だけの時間を楽しむ高揚感と安らぎを味わうことが出来る。
6階から17階に位置する全240室客室のテーマは、「感性にあふれた、東京の部屋」。家具や備品に本物の質を求めこだわった、シンプルで豊かな空間に仕上がっている。また、渋谷の街が借景となる大きな窓からは、街と繋がりながらも自分だけの時間を楽しむ高揚感と安らぎを味わえるのも魅力となっている。
部屋タイプは、多人数での宿泊にも対応可能な二段ベッドが備え付けられている「Bunk」、大きな窓から渋谷の眺望が堪能出来る「ダブル、ツイン」、最上階から渋谷の街を一望出来る「スイート」の3種から用途やオケージョンに合わせ選べるようになっている。
4階は、カフェ&バーとホテルのロビーラウンジが一体化した宮下公園から繋がったオープンなフロアとなっており、宿泊者以外でも利用が可能となっている。また、併設されたホテルのレセプションでは、ICTを活用したスマートなチェックインが可能。公園とホテルを繋ぐ新業態のカフェでは、公園や客室で気軽に楽しめるフードやドリンクが楽しめる。
5階には、渋谷の街並みを眺めながらゆったりと食事が出来るレストラン&バーを展開予定。五感で楽しめる朝食を始め、様々なメニューが楽しめる。宿泊者以外も利用が可能となっており、誰もが心地よく過ごすことの出来るハイブリッドな空間となっている。
最上階の18階には、渋谷の街を広大なパノラマで一望出来るルーフトップバー&レストランを展開。「いまから約100年前の日本が違うタイムラインを迎えたら、こんな世界が生まれたのではないか? 」をコンセプトに、世界と渋谷を繋げるエンターテイメントレストランとなっている。解放感のある空間で良質な音楽が楽しめ、イベントスペースとしても活用が可能。非日常の特別な夜が体験出来る、渋谷の新たなナイトタイムスポットが誕生。こちらも同様、宿泊者以外の利用が可能となっている。
同ホテルブランドは今後、7月22日に京都五条、今秋には東京・水道橋にそれぞれ開業予定となっている。
「シークエンス | ミヤシタパーク」
所在地: 東京都渋谷区神宮前6丁目20番他
アクセス: 東京メトロ「渋谷」駅B1出口より徒歩3分、JR「渋谷」駅ハチ公口より徒歩7分、東京メトロ「明治神宮前<原宿>」駅7番出口より徒歩8分
構造規模:鉄骨造 地上18階
客室数:240室
フロア構成:4階:ロビーラウンジカフェ、ホテルレセプション 5階:レストラン
6~17階:客室18階:ルーフトップバー&レストラン
企画プロデュース・レストラン運営:株式会社ウェルカム
設計・施工:株式会社竹中工務店
フロアデザイン:
客室:Puddle Inc.
4階:SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.
5階:TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO
18階:noiz architects
電話:03-5468-6131
開業日: 2020年6月11日