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イオン「オムニチャネル戦略」で、ソフトバンクテレコムとヤフーの3社協業



イオン、ソフトバンクテレコム、ヤフーの3社は11月20日、12月20日にグランドオープンする「イオン幕張新都心店」を皮切りに、ICTを駆使した新しいショッピング体験を提供すると発表した。

その基本にあるのは、店舗やECサイト、電子メール、SMSといったチャネル(顧客接点)を統合し、それぞれのチャネルでお客に購買体験を提供するオムニチャネルの考え方だ。3社が始める主な取り組みは以下のとおり。1.ソフトバンクテレコムとヤフーが提供する「ウルトラ集客」との連動強化。 2.スマートフォンのカメラを商品のPOPなどにかざすだけでレシピが表示される独自アプリ「撮って!インフォ」(仮)のサービス開始。 3.国内No.1電子マネー「WAON」をより楽しく利用できる「WAONサービスアプリ」の提供開始。 4.店内で無料インターネット接続を利用できる「イオンWi-Fi」サービスの提供。

1.では、クライアント企業の販売促進活動を支援して店舗の集客を促すO2Oサービスの仕組み「ウルトラ集客」や、新しく提供する「WAONサービスアプリ」を活用。これらを使って発信したクーポンをお客が店内に設置された端末「ハッピーゲート」から取得し、さまざまな特典を受けることができる。「Yahoo!ショッピング」と実店舗を連動させることで、ネットとリアル双方の集客力強化を狙う。

2.はイオンの来店客に”コト”体験を提供するアプリケーション。イオンが提供している「イオンお買物」アプリの新機能として利用できるもので、スマホを対象となる食料品のPOP等にかざすだけでレシピが表示される。

3.は、スマホからWAONの買物・チャージ履歴紹介やポイント残高の確認、各種のキャンペーン情報、WAON加盟店の地図情報などの機能を利用できるアプリケーション。加えて「アプリdeビンゴ」や電子スクラッチ、新春おみくじなどのゲームが楽しめる他、「Yahoo!検索」と連動したクーポンや各種情報なども提供される。

4.はソフトバンクテレコムと協力して提供されるサービス。今後、全国のGMS、スーパーマーケットなどグループ各店に順次展開する予定だ。 他にも、店内専用端末「A touch Ru*Run」を使って店内に品ぞろえされていない商品の取り寄せが可能になる「タッチ・ゲット」サービスを、リカー、ホームファッション、ベビー用品分野からスタートさせる。 3社は今後も協力を続け、新たな視点でICTを活用することで、リアルとネットの融合を進めていく。

[元記事:イオン、幕張新都心店で新たにオムニチャネル型ショッピングスタイル提案]

連日のようにメディアで頻出している”オムニチャネル”。今年の最注目ワードとしてF.M.J.でも関連記事を取り上げてきていますが、流通各社のオムニチャネル戦略の動きが活発化してきており、今後の展開に注目できます。

・「イオンモール幕張新都心」 http://makuharishintoshin-aeonmall.com/

 

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