「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」などを手がけるウェルカムグループの横川正紀代表が初の著書「食卓の経営塾 ディーン&デルーカ 心に響くビジネスの育て方」を6月19日に出版する。
同書は、ディーン&デルーカのこれまでの歩みと共に、同社の事業を通じた出会い、学び、大切にしてきた考えを、いつもそばにあった「食卓」をテーマに執筆された。創業以来、20年以上に渡り、食とデザインの2軸で生活の豊かさを追求し続けてきた同社が、時代の変化と共に、暮らしの中に起きる変化を大切に感じとってきた事柄が綴られている。
冒頭の「はじめに」では、ニューヨーク発のグローサリーストアがなぜ文化も食の好みも異なる日本で受け入れられたのか。グローバルからローカルへ、どうブランドとして進化してきたのか。最先端の経営戦略でも、データをもとにした緻密なマーケティング戦略でもなく、「危機」と「失敗」の中にあったと言えるその成功術の過程が語られている。
続いて5章に渡るコラムでは、哲学、価値、経営術など様々な視点から、「本質力」が未来に残る仕事をつくると語る横川氏の経営哲学を紹介。世界的有事が起きている今、その変化はさらに加速する中で、変わるべきことと変わらなくていいことの見極め、そこでいかに選ばれ存在であり続けられるか。リアルとデジタルが新たな価値へシフトしていく時代だからこそ、個性やその関係性が鍵を握る、同社が掲げる「感性の共鳴」の重要さが綴られている。
食やデザイン、流通や外食の業界に限らず、幅広い層が楽しめる内容が魅力であり、これからの生活やビジネスのヒントが詰まった一冊となっている。
「食卓の経営塾 ディーン&デルーカ 心に響くビジネスの育て方」
発売日:2020年6月19日
定価:1,600円(税別)
出版:ハーパーコリンズ・ジャパン
版型: 四六並製 | 208頁
ISBN: 978-4-596-55156-6 C0034