宝島社は、3月7日(金)に創刊した「大人のおしゃれ手帖」が発行部数20万部のうち、書店での実売率が80%を超えたことで発売1週間で完売したとのリリースを本日発表。
同社は今春、”大人女子”をターゲットにした女性誌として「大人のおしゃれ手帖」と「オトナミューズ」の2誌を創刊。宝島社発行のファッション誌はこれまで主に20代を中心とする若年層をターゲットでしたが、既存雑誌を含めた全ての雑誌で読者ターゲットの年齢を上げることで全般的に「大人化」を図っています。これまでムックとして発行されていた2誌を今春新たに創刊することによって、本格的に大人市場に参入する狙いです。
今回、完売とされている「大人のおしゃれ手帖」は、同社の「リンネル」よりも上の世代となる40~60代の日々の生活を大事にしたい知的な女性に向け、”毎日をおしゃれにする普段着や暮らし”を提案する大人のライフスタイル誌として創刊されています。創刊号のカバーモデルは、女優・モデルの桐島かれんが務めます。
同社によると、創刊号の読者は、想定していた通り40~60代の女性が8割以上を占めており、既存の40代以上向けの女性誌にはなかった、ファッションだけでなく、”日常の暮らし”にも着目したことが、高い支持を得ている理由だといいます。
ある種必然的な話ではありますが、F.M.J.でも連日お伝えしている”大人化”するファッションマーケットの潮流を表すわかりやすいニュースといえるのではないでしょうか。なお、35歳からのファッションマガジンとして創刊される「オトナミューズ」は3月26日(水)発売となっています。
・「大人のおしゃれ手帖」 http://tkj.jp/osharetecho/