スタートトゥデイは、運営するファッションコーディネートサービスアプリ「ウェア(WEAR)」 のバーコードスキャン機能を、4月30日をもって中止する。以降は、店頭での接客ツールとして活用し、ショップスタッフのみ利用可能な機能として仕様変更する。
なお、今回のバーコードスキャン機能の中止と同時に、パルコなどの店頭で実施していたバーコードスキャンなどを利用したショッピング体験の実験も同日終了となる。
スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏は、「より多くのブランド様や商業施設様にWEARを安心してご利用いただくために、バーコードスキャン機能を中止することといたしました。引き続きファッション業界全体のマーケット拡大につながるようなインフラサービスを目指してまいります」とコメントを発表している。
WEARのダウンロード数は200万ダウンロード(4月3日時点)、月間利用者数は250万(3月)、1日のコーディネート投稿数は1万件という。
[元記事:スタートトゥデイ、WEARのバーコードスキャン中止]
“ショールーミングの加速を助長する”という観点から一部ディベロッパーなどの業界内からの反発が起きたといわれる同アプリですが、ファッションコーディネートアプリとしての活用が好評だといいます。3月には鈴木えみを起用した初のテレビCMを展開するなど、プロモーションを強化。ユーザー同士のコーディネート共有機能をメインに打ち出します。同アプリが、今後どのようにO2Oやオムニチャネル施策へ貢献するスキームを構築できるか、今後の動向に注目できます。
・「WEAR」 http://wear.jp/