展覧会「ジブリの大博覧会~ジブリパーク、開園まであと1年。~」が、7月17日から9月23日までの期間、愛知県美術館にて開催が決定。
2015年に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園で幕を開け、大きな反響を呼んだ「ジブリの大博覧会」。魅力的な展示を加え進化を遂げながら5年間で国内全11カ所の巡回を終え、今夏、“ふるさと”愛知で完結。新型コロナウイルスの影響による延期を経て、待望の開催となる。
同展示では愛知初登場を含む全ての展示物が勢ぞろいし、来年秋に開園予定の「ジブリパーク」のプレイベントを飾る。スタジオジブリ誕生から約35年の歩みを懐かしの映画ポスターやグッズ、未公開とされた原画など豊富な資料を展示。第1回開催(愛・地球博記念公園)と比べ展示面積は約5倍に拡大し、「天空の城ラピュタ」に登場した「空飛ぶ巨大な船」をはじめ、愛知初の展示も多数。ジブリパークに収蔵される前の最後のお披露目となるだけあり、期待度も高い。
愛知初登場となる「スタジオジブリの空とぶ機械達」は、「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンに登場する「空飛ぶ巨大な船」を動く大型模型で再現。プロペラを回しながら悠然と頭上を浮遊する姿は必見だ。そのほか、「紅の豚」や「風立ちぬ」などに登場する飛行機や空飛ぶ機械も紹介。2016年の東京会場で登場し大きな話題となった展示が愛知に初上陸する。
スタジオジブリ内にある打ち合わせスペースを再現した「トトロ・バー」では、大きなトトロのぬいぐるみが来場者をお出迎え。ジブリの世界観を堪能出来るのが魅力だ。
「ポスタールーム」では、スタジオジブリが世に送り出してきた映画のポスターを一堂に展示。キャッチコピーのメモなど一般に公開されなかった貴重な資料や原画でスタジオジブリ35年の歩みを振り返ることが出来る。
「ジブリの倉庫」では、歴代作品の公開当時に作られた貴重なグッズやジブリ関連書籍などを数え切れないほど収集。膨大な展示物で埋め尽くされた空間は圧巻だ。
「となりのトトロ」でおなじみ、「ネコバス」も登場。子どもから大人まで大人気のキャラクターに出会うことが出来る。
来秋、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)内に開園する「ジブリパーク」は、スタジオジブリの世界観を表現した公園施設で、5エリアが誕生。「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「どんどこ森エリア」が来秋に先行オープン。翌年には、「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」がオープン予定となっている。
なお、「ジブリの大博覧会」のチケットは日時指定予約制で販売。オンラインチケット販売サイト「Boo-Wooチケット」にて6月1日から順次発売が開始する。また、同サイトでは開幕前日の7月16日に開催する「特別プレビュー」の申し込みを300名限定で受付中。参加・申し込みは無料で会期中と同じ展示内容を楽しめる内覧イベントとなるだけあり、注目が集まっている。
展覧会開催概要
会期: 2021年7月17日(土)~9月23日(木・祝) [64日間]
開催時間: 10:00~18:00 金曜は20:00(入館は閉館30分前まで)
休館日: 7月19日(月)、8月2日(月)、16日(月)、9月6日(月)、21日(火)
会場: 愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階](〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2)
観覧料: 一般(1,900円)、高大生(1,500円)、小中生(1,000円)、障がい者(各券種の半額)
主催: 愛知県美術館、中日新聞社
展示協賛: ア・ファクトリー
企画制作協力: スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
入場券: 日時指定予約制
問い合わせ: ハローダイヤル 050-5542-8600 (9:00~20:00)
トップ画像クレジット © Studio Ghibli