京都・祇園の花見小路に11月より期間限定でオープンしているエルメス祇園店(京都市東山区祇園町南側570番地8)にて、12月9日より新しいイベントが始まった。
2017年7月31日まで、季節や時節に合わせてエルメスのものづくりの精神や世界観をさまざまな形で展開していくエルメス祇園店。11月のオープン時には、エルメスのアイコンとも言えるスカーフの「カレ」にフォーカスしたイベント「HERMESMATIC」が開催された。第2弾となる今回は、エルメスの今年の年間テーマである“自然”をキーワードにしたイベント「WINTER TIME」がスタート。
オープン時とは設えがガラリと変わったエルメス祇園店。「HERMESMATIC」展開期間はカレを洗うための洗濯機が設置されていた中央には大きな樹木が生え、店内は森の中の如く変貌。天井から吊るされたオレンジ色の温かい光のランプと相まって、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような幻想的な空間に。
樹木の枝葉はガラスのファサードを飛び出し、さらには突き抜けて2階まで達し、もりもりとした木々のしげみを作っている。そのしげみの先には、巨大なカレをかたどったデジタルフォトブース「スタジオフォト」が設置されている。「スタジオフォト」では、エルメス2017年春夏の新作カレ「ブリッド・ドゥ・ガラ・タトゥ」の柄を背景に、実際に「ブリッド・ドゥ・ガラ」を身につけて撮影した写真を動画仕立てにして受け取れるサービスを実施。作成したものはその場でプリントアウトしたり、メールアドレスを入力して自身のスマートフォンへ送ることが出来る。
またしげみの枝葉には、願いごとや、大切な人への想い、新年の抱負などを込め、紅白いずれかの短冊を結ぶことが出来る。短冊はイベント会期中訪れた人の数だけ増えていき、1階から伸びる樹木は人々が込めた想いを糧に日々育まれていく。
そして、このエルメス祇園店とオンラインブティック限定アイテムとして、カレの人気デザイン「ブリッド・ドゥ・ガラ」にハートを散りばめた「ブリッド・ドゥ・ガラ・ラブ」(5万2,000円)が登場。そして今回特別に、このカレのためにはエルメス初の“ハート型”のオレンジボックスが用意された。
[元記事:エルメス祇園店が“おとぎの森”へ新装、ハートを散りばめた限定「カレ」にハート型のオレンジボックス]
- 京都祇園の伝統的“町家”がエルメス期間限定ブティックとして再生
- エルメスの宝石箱が新宿伊勢丹に。ピエール・アルディ手掛けるジュエリー「エクラン・ドール」の世界
- オブジェと身体の共犯、銀座メゾンエルメス フォーラムで「曖昧な関係」展
- 【ルック】エルメス17SSウィメンズコレクション