「earth music & ecology(アース ミュージック&エコロジー)」を主力ブランドにもつクロスカンパニーは、初の欧米進出を見据えたグローバル新ブランド「KOE(コエ)」をローンチ。2014年9月26日(金)、岡山市内に1号店がオープン予定です。
「KOE」は、”Mode for everyone”をコンセプトに、モードのエッセンスを日本人ならではの感性によって取り入れたファッションを日本発で世界に広げることを掲げる、同社初のグローバルSPAブランド。感性を大切にしたライフスタイルを求める人々をメインターゲットにレディス、メンズ、キッズ、ジュニア、マタニティまで展開し、想定平均客単価は8,000円。中心価格帯は、レディスのアウターが16,900円、シャツ・ブラウスが4,900円 ニットが6,900円、パンツ・スカートが5,900円、メンズはアウターが17,900円、シャツが5,900円、ニットが6,900円、パンツが6,900円、キッズのアウターが7,900円、シャツ・ブラウスが3,900円、ニットが3,900円、パンツ・スカートが4,900円としています。まずは、9月に岡山から200坪の店舗展開をスタートし、初年度国内3店舗を予定、3年後には国内外で計25店舗の出店計画となっています。
7月3日(木)に六本木ヒルズアリーナで行われたプレス発表会では、9月よりオンエアを開始するCMで初の親子共演となる歌手のCharaと、2014年4月より雑誌「装苑」専属モデルを務めるSUMIRE親子が揃って登場。カタログ、店頭ビジュアル、広告出演をはじめ、CMやイメージムービーの音楽も手がけます。
今回、ブランドの大きな特徴となっているのが、資源、原料や生産環境にもこだわる”フェアサプライチェーン”への取り組みです。石川代表取締役社長は、「豊かではない貧困国の人達も、豊かな先進国の人達も、全ての人にリアルなモードを提供しなければならないと思っています。そして、常々アパレル業界が抱える問題を感じています。それはファストファッションが世界で拡大していく中で貧困国の製造現場が低価格に押さえつけられているがために、児童労働や長時間労働、そして三大公害を出しながらの生産が見受けられます。私たちはこれを変えていきたいと思っています。フェアなものづくりを行うフェアサプライチェーンで、ひとつひとつ大切に商品を作っていきたいと思っています。世界一高感度で世界一品質の高い世界ブランドを作っていきたい、そのように強く思っています。」と新ブランドにかける思いをコメントしています。
7月3日(木)に六本木ヒルズアリーナで行われたプレス発表会では、フロアショーでブランド初披露目
“グローバル”とともにいま業界のキートレンドとして挙げられるのは、”エシカル”です。日本語に直訳すると、”倫理的””道徳的”。環境に配慮した素材を使用し(オーガニック、リサイクル)、人権や労働環境に問題がない状態で生産される、フェアトレードを特徴とします。
企業側としては市場のニーズに合った商品を提供することで、消費者側としてはアイテムを購入することで、身近な国際協力、環境保護協力ができます。消費者は、商品を着ておしゃれになるだけでないばかりか、社会貢献をもできる、というわけです。
グローバル展開において、アジアだけではなく”欧米”進出を目標に掲げ、”エシカル”な生産取引をコンセプトに掲げる「KOE」のスタートは、日本発グローバルSPA企業の発展と海外へのプレゼンスを高める新たな挑戦として注目できます。
・「KOE」オフィシャルウェブサイト http://www.koe.com