【七十二候とは?】
私達は季節を大きく4つに分け、季節の訪れに気づき楽しんでいます。
古くから親しまれてきた暦「二十四節気・七十二候」をご存じでしょうか?
昔の人は季節を72種にも分け、5日ごとに変わる季節を楽しんで生活していました。
一年に72もの季節に分けて生活をおくっていた感覚とは?
季節の移り変わりを感じながら生活をおくる心地良さとは?
そんなコトを考えながら、花屋の目線で、季節にあった草花を探して紹介します。
|第三十八候 ヒグラシ鳴く(ひぐらしなく)
8月12日〜 17日頃は、旧暦では「 ヒグラシ鳴く」。
「ヒグラシが鳴き夏の終わりを感じる頃」。ちょうどお盆休みにあたります。帰省先でヒグラシの声を聞く方も多いのでは?
蝉は「アブラゼミ」「ツクツクボウシ」「ミンミンゼミ」等と種類によって鳴き声が異なります。
夕暮れに聞こえてくる「カナカナ・・・」と響くヒグラシの鳴き声は、他の蝉と違って、どこか涼しげで、儚げです。
日が暮れた後、夏の夜の風物詩といえば「花火大会」。お盆休みの時期、足を運ぶ方も大勢いらっしゃると思います。
花火と聞くと思い浮かぶ花は「ダリア」。
花の中心から花火のように花弁を広げている豪華で、艶やかな花。
特に「サンタクロース」という名前の品種は、ダリアの中でも和の趣きがあり、赤と白色のコントラストの強さが魅力です。
短命な所もまた、花火のようです。ダリアは切り花の中でもフレッシュな状態が短い花になるので(夏は平均3日〜5日)、お花屋さんで購入する際は、入荷して間もないものを聞いて購入すると比較的長く楽しめます。
ダリアは品種改良も盛んに行われ、様々な品種がお花屋さんに並びますので、お好みのダリアを探してみて下さい。
flower & photograph by yosuke sugawara