「JWアンダーソン(JW Anderson)」は、新進フォトグラファー発掘を目的とした「ユア・ピクチャー/アワ・フューチャー(YOUR PICTURE / OUR FUTURE)」の写真展を、ロンドンにて5月18日〜23日の期間、開催した。
同写真コンテストは、JWアンダーソンの2018年春夏シーズンの広告キャンペーンとして考案され、一般公募の中から選ばれた大賞受賞者は、来シーズンの広告キャンペーンのフォトグラファーを務めることになる。
同展覧会では、世界中の一般公募の中から選ばれたファイナリスト50名の200点を超える作品が展示され、日本からはSHUN KOMIYAMAが選出。
また、展覧会初日の5月18日には、1816名の応募者から、Julie Greve、Simons Finnerty、Yelena Beletskayaの3名の大賞受賞者が発表された。
クリエイティヴ・ディレクターである、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、語る。
「私は多くの人達からチャンスを貰いました。初の広告キャンペーンを制作していた頃、私はまだ若く、同世代の友人達と切磋琢磨しながら次なるステップを目指していました。今回、若手写真家の発掘プロジェクトを発足したのは、自分が貰ったチャンスを、今度は自分が次の世代に還元すべきだと感じたからです。素晴らしい才能が共鳴し合い、そこから新しい表現が生まれるのを私は心待ちにしています。展覧会で一同に会した沢山の若い才能に触れて、大賞を1名に絞ることは不可能に感じました。そこで、3名の素晴らしい写真家達を大賞とし、それぞれに来シーズンの広告キャンペーンの撮影を担当してもらうことにしました。展覧会の開催に際して、コンテストの全ての応募者にも感謝します。」
”いわゆるファッション写真” の代わりに、エムエムパリス(M/M Paris)によってデザインされた、写真コンテストの応募要項を広告として掲載した同コンテストは、これまでブランドが発信し続けてきたファッションに対するユニークな視点と、新しい世代の才能との共鳴を、更に強固とするユニークな取り組みとなった。
18歳〜30歳の新しい世代のフォトグラファーを発掘し、ブランドが企画する展覧会、カタログ、ソーシャルメディアを通して、彼らのより広範な認知に繋がることを目的としている。