アクタスが品川・天王洲で展開するレストラン「スーホルム(SOHOLM)」による缶詰「スーホルムジビエ缶(SOHOLM GIBIER CAN)」が、アジアで唯一のパッケージデザイン賞「トップアワーズアジア(TOPAWARDS ASIA)」を受賞した。
スーホルムジビエ缶は、スーホルム総料理長の監修のもと、本格ジビエ(猪・鹿などの狩猟肉)料理を家庭でも気軽に楽しめるよう製品化されたもの。デンマーク料理の“フリカデラ”、ベルギー料理の“カルボナート”など、ヨーロッパの伝統的な家庭料理など本格レストランメニュー6種類の煮込み料理を缶詰に。パスタやライスなどを添えれば、食卓のメイン食材となることはもちろん、缶から出して温めるだけという手軽さから、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍する。
これは、スーホルムと、生産地である北海道・新得町、島根県・美郷町との共同ビジネス。野生の鹿や猪などが農作物に与える被害は、申告額だけでも年間200億円を超えるなど、社会問題となっている一方で、鹿肉や猪肉は、高たんぱく低カロリー、鉄分や肉類には珍しくDHAなども含まれる健康食材として注目されている。また、狩猟肉の加工から調理・出荷までを地元で一貫して行うことで、現地での雇用を生み出すという狙いもある。
今回受賞した、トップアワーズアジアは、アジアの製品を対象に優れたパッケージデザインを表彰する、アジア限定のパッケージデザイン賞。毎月テーマに沿ったパッケージデザインが選出され、今回のジビエ缶は、2016年12月期のフード部門「Outstanding in Creativity」賞作品としての受賞となる。
全国のスローハウス(SLOW HOUSE)とオンラインショップで販売中。インテリアとしてキッチンやダイニングに置いても違和感がなく、気の利いた手土産としても喜ばれそうなソーシャルデザインフードだ。