箱根・仙石原のポーラ美術館が、開館15周年展「ピカソとシャガール~愛と平和の賛歌~」を開催。会期は、3月18日から9月24日まで。
ポーラ美術館開館15周年を記念するこの展覧会では、20世紀を代表する芸術家、パブロ・ピカソ(1881-1973)とマルク・シャガール(1887-1985)のライバル関係に光を当て、彼らの初期から晩年までの作品をたどることで、それぞれの新たな芸術家像を浮かび上がらせる試み。ピカソとシャガールの関係に焦点を当てた世界初の展覧会となる。
これまで対照的な芸術家と捉えられてきたピカソとシャガール。2人の作品を比べ合わせたとき、絵画における対象の変形や色彩といった2人の追究した課題、「愛」や「平和」という主題において、共通する取り組みも見られるという。同展では、ときに近づき、あるいは相反して独自性を際立たせる二人の作品約80点から、彼らの芸術の本質に迫る。
なお、ゴールデンウィーク期間中はさまざまなイベントも開催。4月30日には、自分流の香水作りワークショップ「香りの教室」、5月3日は、シャガールが描いた音楽 トーク&コンサート「シャガールの故郷で愛されたクレズマー音楽に触れる」、5月5日と6日には、新緑を楽しむ!春の自然観察会が開催される。
ポーラ美術館開館15周年展「ピカソとシャガール~愛と平和の賛歌~」
会期:2017年3月18日(土)~9月24日(日) ※5月12日(金)は一部閉室。6月21日(水)は休室(常設展示のみ観覧可能)
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
特別協力:メレット・メイヤー、群馬県立近代美術館、AOKIホールディングス
後援:フランス大使館